2019 Fiscal Year Annual Research Report
A microfluidic approach for large-scale single-exosome analysis
Project/Area Number |
17K17645
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
Kim SooHyeon 東京大学, 生産技術研究所, 講師 (80709189)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | エキソソーム / インデックスビーズ / 組み合わせ / 誘電泳動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、エキソソームを一粒子レベルで効率よく標識することを可能とするMicrofluidic Combinatorial Indexing (MCI)法を確立し、個々のエキソソーム内のmiRNAについて網羅的解析が可能な1エキソソーム解析方法の構築を目指す。 MCI法を確立するため、単一粒子を指定のマイクロウェルへ順番にトラップすることが可能なAddressable Electroactive Microwell Array (AEMA)を開発した。細胞を用いた実証実験を行なった結果、 90%の高い効率で単一細胞の組み合わせに成功した。インデックス配列を付加したマイクロビーズとエキソソームを捕捉したマイクロビーズを作成し、これらの単一粒子組み合わせにより、粒子レベルで標識が可能なMCI法の確立が可能になる。また、エキソソームの単離と高感度エキソソームの定量化を実現するため、単一エキソソームELISA法を確立した。この方法ではエキソソームを単一粒子レベルで検出することにより、ヘテロな表面マーカーを持つエキソソームに対して、精度の高い定量化が可能であるため、エキソソームを用いた診断への応用が期待できる。さらに、インデックス配列を含むマイクロビーズの上でmiRNAをライゲーションさせることに成功した。インデックス配列を含むDNAライブラリープールを作成・シークエンシングすることで、エキソソームの量だけではなく、内部の情報を把握することが可能なエキソソーム解析法の確立が期待できる。
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