2018 Fiscal Year Annual Research Report
Natural Conversation Motion Generation by Control Model Acquisition from Examples
Project/Area Number |
17K17713
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
三武 裕玄 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (30613939)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 対話エージェント / 物理エンジン / ジェスチャー / プロシージャルアニメーション / モナリザ効果 / 視線提示ディスプレイ / VTuber |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は当初予定とは異なり、物理エンジンによる会話動作を活用した実用可能な対話エージェントを構築する手法の実現に主眼を置き、主に以下の3項目について研究を行った。 <物理エンジンを利用した会話動作をデザインするためのソフトウェア環境の構築> これまでの研究で、到達運動制御と物理エンジンによる身体動作動作生成手法を用いることで、会話時の対象(人・物体等)への指向性を持った動作について、一例を入力しただけで対象の位置の異なる様々な条件でも同様の動作をさせることができた。一方で、対話エージェントに見た目に即した個性ある動作をさせるには、その動作の様相を人手でデザインする必要があることも分かった。そこで、従来の関節角アニメーションを主体とする動作編集ツールとは異なる、到達運動制御目標を編集するという新たな視点に立った動作編集ツールを構築した。 <平面ディスプレイでの視線提示におけるモナリザ効果に関する研究> 会話エージェントに適切な視線表現は必要だが、平面ディスプレイではモナリザ効果のため正確なアイコンタクトはできない。そこでモナリザ効果を計測する研究を行い、平面ディスプレイにおいてタイミングの良い注視感の発生を主眼とする視線提示手法を構築した。また、ディスプレイを二層化するシンプルな方法でモナリザ効果を除去し正確なアイコンタクトを可能にする新ディスプレイを実現した。 <人の会話動作入力からの自然なアバター動作手法> 物理エンジンを用いる動作生成手法から派生して、人が裏で操作する形式の会話エージェントの操作手法についての研究も行った。物理エンジンをアバター制御に利用することで、人動作への俊敏な追従と、動力学的外乱への柔らかな反応を両立する手法を実現した。
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Research Products
(8 results)