2019 Fiscal Year Research-status Report
状況から想起する感性情報をモデル化するためのロールプレイ対話システムの構築
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17K17809
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
上野 未貴 大阪工業大学, 工学部, 講師 (60757368)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ロールプレイ対話 / 対話システム / メタデータ構築 / ストーリー解析 / 感性情報 / 人工知能 |
Outline of Annual Research Achievements |
R1 年度は,ユーザの指定したパラメータに応じた分散表現によるストーリー生成システムとキャラクタテンプレートに基づくプロット生成システムの発表をした.システム構築を進める中で得たキャラクタと発話間の解析をし,今後のデータ拡充の要件分析をした. 状況を規定する方法をイラストのみでなく写真に拡張し,感性情報と関連するメタデータを付与したデータセットの構築を継続して進めている. 人工知能学会においては申請者が主オーガナイザとして「創作者と人工知能が創る創作の未来」という内容で OS を新規に立ち上げ,関連する発表を 3 件実施した. また国際会議 Human Agent Interaction の Workshop の narrative に係るセッションで invited talk をした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
所属異動に伴い,研究代表者が本テーマに関する新たな研究室を開いた.年度前半は発表と対話ログ取得の研究拡充のための環境整備をし,年度後半に状況を規定したデータ解析と手法実装をして継続的に新環境で進めており概ね順調と言える.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画時より,マルチモーダルに表された感性情報を扱うことを前提としているが,本研究を通じて,計画時よりも多数の表現形式を横断したデータに基づくシステム構築が研究推進に重要であると考えている. 収集したデータと構築したシステムの解析を進めると共に統合的に学術研究に還元する.
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Causes of Carryover |
covid-19 の影響により冬期に予定した学会発表を見送ったため次年度使用額が生じた. 実験機器及びデータ解析の全体動向把握に必要な図書購入のための費用として使用を計画する.
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Research Products
(6 results)