2018 Fiscal Year Research-status Report
Neurobiological plastic mechanisms of repetitive transcranial magnetic stimulation
Project/Area Number |
17K17843
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
眞野 智生 大阪大学, 医学系研究科, 特任講師(常勤) (70778026)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 脳・神経 / 脳神経疾患 / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
中大脳動脈閉塞脳梗塞モデルラットを作成し、反復経頭蓋磁気刺激を施行した。刺激パラメーターの確立のため、単発の磁気刺激を梗塞側とは対側の脳半球に行い、下肢の筋電図(EMG)を計測し、安静時運動閾値(RMT)の刺激強度を電気生理学的指標として記録し、各個体で一定基準を満たした再現性の高い刺激条件を確立した。また、刺激のパラメーターを変化させることによるによる行動・運動の変化を記録した。MRI撮影は、CiNetのSiemen’sの7テスラMRI機器にて撮影した。今後は、MRIの画像解析、組織学的変化の観察、質量分析装置イメージングを用いた蛋白質やペプチドなどの代謝物の発現の違いについて解析する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脳梗塞モデルの作成、反復経頭蓋磁気刺激の介入(脳梗塞モデルラットと対照群ラットに対して、ラット用8の字コイルによるrTMSを施行した。刺激パラメーターの確立のため、単発の磁気刺激を梗塞側とは対側の脳半球に行い、下肢の筋電図(EMG)を計測し、安静時運動閾値(RMT)の刺激強度を電気生理学的指標として記録し、各個体で一定基準を満たした再現性の高い刺激条件を確立した。)、7テスラMRI撮影(CiNetのSiemen’sの7テスラMRI機器にて撮影)などは予定通り進行している。撮影が終了したDWIテンソル画像のトラクトグラフィーの解析や断頭後の肉眼的組織学的評価、質量分析装置イメージングを用いた蛋白質やペプチドなどの代謝物の蛋白質などの解析はまだ施行できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
撮影が終了している7テスラMRIによる拡散テンソル画像を使用したトラクトグラフィーの解析を行う。脳梗塞作成後2週間後に、全例断頭し、試料切片を作成する。同時に内頚静脈から採血も行い遠心分離して血漿を-80℃に保存する。Mouse Brain(フナコシ株式会社)を-80℃で保存し、クライオスタット(LEICA, CM1950, Wetzlar, Germany)にて、厚さ10 μmの冠状断凍結切片を作成する。質量分析用には、導電性の金コロイドスライドガラス(Bruker Daltonics, Bremen, Germany)を使用する。質量分析の前処理として,70%エタノール,15 secを2回,99.9% エタノール,15 secで洗浄したのち,風乾する。質量分析装置に関しては、我々の研究室と同じ建物内のCoMIT共通基盤部門にて行い、マトリクス支援レーザー脱離イオン化-飛行時間型(Matrix-assisted laser dissociation/ionization-Time of flight [MALDI-Tof] 型)質量分析装置を使用した代謝物の網羅的解析を行う。
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Causes of Carryover |
反復経頭蓋磁気刺激後のMRI撮像費用及び質量分析イメージング使用費用が次年度に必要になったため
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Research Products
(23 results)
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[Journal Article] Efficacy and safety of leuprorelin acetate for subjects with spinal and bulbar muscular atrophy: pooled analyses of two randomized-controlled trials.2019
Author(s)
Hashizume A, Katsuno M, Suzuki K, Banno H, Takeuchi Y, Kawashima M, Suga N,Mano T, Araki A, Hijikata Y, Hirakawa A, Sobue G; JASMITT study group.
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Journal Title
J Neurol.
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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