2018 Fiscal Year Research-status Report
子どもの眠りの問題改善のための双方向的アプリを用いた養育者支援の有効性検討
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17K17855
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉崎 亜里香 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任助教(常勤) (90600552)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小児睡眠 / 認知行動療法 / 睡眠障害 / アプリケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、大阪府東大阪市の保健所と市内の保健センター(3カ所)の協力のもと、1歳半健診後の児とその養育者を対象に、介入および調査を行った。平成29年10月~平成30年3月末の期間に実施された1歳半健診を受診した、睡眠習慣に何らかの課題がある児の養育者をリクルートし、同意が得られた家庭の児と養育者をアプリ群と対照群に振り分け、研究登録を実施した。登録者の内訳は、アプリ群36名・対照群51名(合計87名)であり、ほぼ計画通りの人数の参加者を対象として、介入および調査を実施した。参加者全員に、ベースライン時点での子どもの睡眠や自分自身の睡眠についての捉え方や、子どもの睡眠習慣の維持や改善のために行っている具体的な工夫等についてヒアリングを行った。登録とベースライン時点での評価を終えた参加者は、順次アプリ利用を開始し、養育者は毎月の睡眠習慣の入力とeラーニングで子どもの睡眠のリテラシーを学び、専門家は入力された睡眠習慣データをもとに毎月家庭ごとの助言を配信した。研究実施と並行して、平成30年度では、アプリのシステムおよび名称について知財化を進め、アプリの名称「ねんねナビ」について商標登録を完了した。また、本アプリのトライアルの結果をまとめ、国内学会・国際学会・各種展示会等において報告し、小児睡眠や小児科医療の専門家との意見交換を行った。平成30年度末までで、全例の介入期間を無事終了し、アプリのコンプライアンスが極めて良好であることに加え、アプリの実用性を確認した。 また、WEB調査を実施し、本邦の乳幼児の睡眠習慣や養育者の睡眠に関する価値観等についてデータを収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年度、全例において介入期間を終了したことに加え、一般の養育者を対象としたWEB調査も実施した。計画はおおむね順調に進行していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度は、アプリ群と対照群両方に、研究開始から1年後(介入終了)の時点においてWEBアンケートとインタビューを実施し、養育者の認知や行動の変容のプロセス、育児負担の変化等についてデータを収集し、解析を行う。また、アプリ利用群に対しては、さらに半年経過時(フォローアップ時)の状況を調査する。
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Causes of Carryover |
データ整理等のために人件費・謝金を計上していたが、研究代表者自身で作業を行ったため、人件費・謝金を使用しなかった。また、国際学会の際の旅費が予定よりも少額の支出で済んだため、次年度使用額が生じた。次年度は、現在準備中の英語論文の英文校正費に支出予定である。また、国内外の学会参加費も支出予定である。
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[Presentation] Intervention for children’s sleep habits using an interactive smartphone application2018
Author(s)
Arika Yoshizaki, Tomoka Yamamoto, Yoko Aoi, Emi Murata, Ryuzo Hanaie, Shiho Okada, Shigeyuki Matsuzawa, Kyoko Hoshino, Kumi Kato-Nishimura,Rie Miyata, Ikuko Hirata, Masaya Tachibana, Ikuko Mohri, Masako Taniike
Organizer
5th International Paediatric Sleep Association Congress
Int'l Joint Research
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