2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a growth support education program for students who volunteer to support for students with disabilities
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17K17904
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
原田 新 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (70721132)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 障がい学生支援 / 大学生の成長支援 / 青年期の人格発達 / サービス・ラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,障がい学生支援ボランティアを行う学生への成長支援を意図して,サービス・ラーニングを援用した教育プログラムの開発およびその効果検証を行うことを目的とする。本研究での教育プログラムは,研究代表者が既に所属大学で開講している「障がい学生支援入門」での座学と,学生がボランティア実践を行うと共に,ラーニングとサービスを接続させる役割をもつ「リフレクション」を行う「アクセシビリティ実習」が主な実践の場となる。 平成29年度には,「アクセシビリティ実習」(一般教養科目)を新規開講し,実習に必要な支援機器や用具の購入を行うと共に,正課外活動を専門とする研究者の助言協力を得ながら,「リフレクションシート」の試作版を作成した。 平成30年度および令和元年度には,「アクセシビリティ実習」の受講生に対し,実習活動に対するリフレクションを促す取り組みを行った。しかし,両年とも,実習生が年間を通して9名ずつと少なく,明確な効果について検討できていない状況であった。その中で,平成30年度には受講生9名に対し,本教育プログラムを受けた上での教育効果に関する自由記述調査を行った。 令和2年度には,Miville-Guzman Universality-Diversity Scale(M-GUDS)の邦訳版の作成を行い,因子分析及び信頼性,妥当性の検討を行った。令和2年度~令和4年度は,オンライン授業での実施となり,受講生が十分な実習活動やリフレクションの取組を行えていない状況ながら,受講生にM-GUDSを含む調査実施を行った。
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Research Products
(1 results)