2019 Fiscal Year Research-status Report
妊娠中の母親の体重増加に関する意識が出生体重に与える影響
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17K17932
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
南 まりな 高知大学, 医学部, 特任研究員 (90625013)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | SGA / FFQ / JECS / 妊娠中の体重増加に関する意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度では、本研究執筆にかかる情報収集、環境整備が十分に整い、順調に執筆作業を行うことができた。情報収集については、本課題に関連のある論文を基に新たな統計手法を加えることができた。さらに、先行研究をしっかりと整理することで、明らかにすべき点と、論点を整理することができた。全国10万人規模かつ多くの変数を要するデータを扱う統計解析には、そのデータ量に耐えうる統計解析環境が必要となってくる。また本研究では新たに複雑な式を要する解析を加えたために、さらにハイスペックな解析環境が必要となった。環境整備が一通りそろえることができたために、随分と解析、論文執筆を進めることができた。 本課題については、統計解析を終了し、当該年度中に論文が完成し、全国の他のユニットセンターの査読を終了した。現在エコチル調査の調査実施機関である、コアセンターへの事前審査中である。現在コアセンターの事前審査は、審査課題が多数あり、承認には一定の日数が要する予定ではあるが、承認を受け次第、環境省への事前届け出を提出し、論文投稿を行う予定である。 本課題に関連する、「妊娠中のエネルギー摂取がSGAに与える影響について」の論文の執筆を終え、掲載には至っていないが、複数回投稿作業を行った。ジャーナルへの投稿は初めての作業であったが、引用文献のそろえ方や投稿に必要なプロセスを経ることは、本課題の投稿に向けて非常に貴重な経験となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文執筆を終え、事前審査中である。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度中の論文投稿を予定している。 今後解析内容を軸に、産婦人科医、小児科医、助産師、看護師、栄養士それぞれの専門家に相談、助言を求めながら研究をさらに発展させる。 論文執筆後、国内外の学会で発表し、一般的にわかりやすく、市民講座、本学医学部のホームページ、エコチル調査のニュースレター等で積極的に成果を公表し、地元の学会等、エコチル調査関係者、およびエコチル調査参加者に還元を行う。
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