2017 Fiscal Year Research-status Report
Switch-Asia: An EU strategy on diffusion of Green Certification and Eco-labeling
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17K17945
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
渡邉 智明 九州大学, グリーンアジア国際リーダー教育センター, 助教 (00404088)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | Switch-Asia / 環境認証 / EU / エコラベル / 公共調達 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、主に、EU のグリーン公共調達や環境認証制度など、本研究の基礎となる部分について確認するため、文献収集の作業を行った。また、海外における大会の参加による関係者とのネットワークの構築、さらには一部関係へのインタビューを行うことができた。 このうち、海外調査に関しては、6月にスイス・ジュネーブで開催されたISEAL(国際社会環境表示連合)の年次総会に参加して、参加した欧州のNGO関係者と意見交換を行い、今後の研究への示唆を得ることができた。また、9月には、マレーシア・マラッカで開催された、アジア太平洋持続可能な消費と生産ラウンドテーブル(APRSCP)」の年次大会に参加し、欧州のSwitch-Asiaの政策コーディーネーターと意見交換を行った。この中では、欧州レベルの環境ラベルの多元化状況、それを踏まえてSwitch-Asiaプログラムを展開している現状を確認することができた。また、合わせて、日本の協力機関であるIGESの関係者との知遇を得て研究の方向性について有益な意見を伺うことができた。また、11月の末には、ベルギー・ブリュッセルを訪問し、EUの当局者に対して聴き取りを行うことができた。この中で明らかになった限りでは、標準化部門や環境総局は、Switch-Asiaプログラムには関係していないことが明らかになり、むしろ開発部門が主導していることが伺われた。これを踏まえて、次年度以降は、EUの開発部門や開発NGOなどに焦点をあてた調査を行っていきたいと考えている。 なお、これまでの一連の考察は、11月東アジア国連システム・セミナー(於北九州市)において一部を発表し、参加者から有益なコメントを得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、Switch-Asia関係者とのネットワーク構築を行うことができたほか、一部EU当局者に対する聴き取りを行うことで、域内の環境認証政策と必ずしも関連していない事実を明らかにすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度以降は、公共調達制度については、文献の収集は進展したが、まだ理解が不十分な点もあり、学会発表などを通じて他の研究者からの示唆を得たいと考えている。また、前年度の聴き取りを通じて明らかになったEUの開発政策との関連を解明するため、聴き取りの対象の変更などの点において、研究アプローチを若干、修正する必要があると考えられる。研究計画でも言及していたが、今年度よりSwith Asiaに正式に参画するドイツ国際開発公社(DIZ)の動向については、特に注視して、可能であれば聴き取りなどを行いたいと考えている。これらの研究計画の遂行のため、前年度に引き続き複数回の海外調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究分担者として参加している、基盤研究B「プライベート・ソーシャル・レジームの有効性の比較分析」における調査が本研究にも利用できた。また、旅費が想定より安く済んだことで、未使用額が生じた。
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Research Products
(4 results)