2018 Fiscal Year Research-status Report
Distribution and Dynamics of Vitamin A in Vocal Fold
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17K17957
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
西本 康兵 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (60535590)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 声帯星型細胞 / ビタミンA / 免疫染色 / ウェスタンブロット |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度に行なった超高速液体クロマトグラフィーを用いたビタミンA分画の定量のデータ追加および各タイムポイントにおけるビタミンA関連タンパク(星型細胞のマーカー、肝臓から血中に放出されたビタミン A とビタミン A 輸送蛋白の複合物に対する受容体Stimulated by retinoic acid 6 (STRA6)、細胞内でのビタミンA輸送蛋白であるCellular Retinol Binding Protein 1 (CRBP1)、リポ蛋白リパーゼの局在と発現量について免疫染色およびウェスタンブロットで評価した。 声帯では星型細胞に特異的に発現するとされているGFAPは星型細胞の他、声帯粘膜上皮、披裂軟骨などにも発現していた。声帯星型細胞は上記ビタミンA関連タンパクは全て発現していた。 αレチノール投与後のクロマトグラフィーにてエステル型ビタミンAの声帯星型細胞への取り込みを確認していたが、今年度の研究実績にてエステル型のほか、アルコール型ビタミンAの取り込み能もあることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
αレチノールを正常ラットに投与する実験についてはほぼ終了し予定以上のペースで終了した。しかし、2019年度に予定している声帯瘢痕モデルについては手技の難易度から遅滞している。
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Strategy for Future Research Activity |
声帯瘢痕モデルに対するαレチノール投与実験および実験成果の論文発表
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Causes of Carryover |
声帯瘢痕モデルの作成とその評価については遅滞しており持ち越したため
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