2017 Fiscal Year Research-status Report
New strategy of therapeutic dialysis care with Belt electrode skeletal muscle electrical stimulation.
Project/Area Number |
17K18050
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
田村 由馬 獨協医科大学, 医学部, 研究員 (60727585)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 腎臓リハビリテーション / 骨格筋電気刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は透析期糖尿病性腎症患者における、ベルト式骨格筋電気刺激(B-SES)を用いた血糖抑制および骨格筋機能改善による治療的透析ケアの検討である。透析中のB-SESの安全性と食後高血糖に対する短期効果、および3ヶ月の施行による、血糖コントロールと身体機能改善に関する長期効果を検討している。 平成29年度は研究環境を整備し、倫理審査受審後研究を開始した。透析・B-SES・採血・骨格筋評価・レオロジー検査などは同一日に実施される場合があるため、研究協力者の連携した実施のフロー獲得が必要であった。2回のパイロットStudyにより人的な研究環境も整備できた。実施した1例においては、透析中の補食後にB-SESを実施する事により、B-SES非実施時に比べ血糖の降下作用を認めた。C-ペプチドは両施行で変化は見られず、インスリン非依存的な血糖降下と思われた。骨格筋電気刺激は刺激強度依存的に乳酸の産生や血糖の降下作用を認める傾向にあり、B-SESへの認容性が急性効果を検討する上で重要である。そのため、症例においてはB-SESへの認容性を高めてから急性効果の検討を行った。また、本症例におけるB-SES施行中の血圧は微増を認めたが、その他有害事象は認めず実施可能であった。血液レオロジーは両施行間で通過時間の延長は認めていない。試験を実施する症例は既に抽出され、同意を得ており、平成30年5月上旬より、複数例の同時施行による本試験を開始する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成29年度中の本試験開始を予定していたが、物的及び人的研究環境の整備に時間を要した。しかし、研究協力者の連携やサンプルの扱い・解析手法などは強化され、質の高い研究活動が行える環境となった。症例エントリーは順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年5月上旬より本試験を開始し、1ヶ月に4症例程の試験エントリーを行う。急性効果に関しては一部データを用いて解析を行い学会発表を行う。 月に2回ラボミーティングで進捗を報告し、研究活動を推進する。
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Causes of Carryover |
当初購入予定であったマイクロプレートリーダーはこちらの科研費では購入せず、別の研究費より購入したため支出が少なかった。 当該年度予定していた本試験の開始遅れにより、外注検査費用等が次年度の必要経費として繰り越しした。平成30年度は外注検査費用に50万、試薬代に50万使用予定である。またフランスパリでの学会参加のため旅費が当初の計画よりも増額する予定である。
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Research Products
(63 results)
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[Journal Article] 骨格筋電気刺激を含む段階的リハが奏効した慢性血栓塞栓性肺高血圧症の1例2017
Author(s)
餅脩佑, 田村由馬, 落合香, 江原 恭介, 田宮創, 上野明日香, 石川まゆ子, 清水理葉, 松下恭 福田宏嗣, 堀江康人, 杉村 浩之, 上月正博, 安隆則.
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Journal Title
心臓リハビリテーション
Volume: 23(2-4)
Pages: 179-183
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] メディックスクラブと外来心リハの併用が奏効した1症例2017
Author(s)
田村由馬,落合香,上野明日香,田宮創,餅脩佑,江原恭介,工藤玲佳,寺島雅人,高橋英里,須藤誠,清水理葉,安隆則.
Organizer
第23回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
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[Presentation] Effects of incremental electro skeletal muscle stimulation on oxygen uptake and serum levels of lactic acid and catecholamine in healthy young Japanese.2017
Author(s)
Tamura Y, Ochiai K, Fujiwara C, Yamaguchi K, Ueno A, Ishikawa M, Ehara K, Nagasaka Y, Mochi S, Kudou R, Yasu T.
Organizer
EuroPrevent 2017
Int'l Joint Research
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[Presentation] 急性心筋梗塞患者の作業機能障害に対する作業療法~CAODを用いて~2017
Author(s)
須藤誠,田村由馬,落合香,田宮創,高橋英里,永坂優美, 餅脩佑,江原恭介,山口佳奈,上野明日香,安隆則.
Organizer
第23回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
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[Presentation] 骨格筋電気刺激が若い健常者の血液流動性に与える影響2017
Author(s)
落合香,田村由馬,江原恭介,寺島雅人,永坂優美,餅脩佑,松井瞭友,小野崎智寿子,谷中弘一,星合愛,安隆則
Organizer
第4回日本血管血流学会学術集会
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[Presentation] 日光医療センターリハビリテーション部における臨床実習と卒後教育2017
Author(s)
餅脩佑,田村由馬,須藤誠,君田祥一,高橋英里,山越聖子,田宮創,赤澤祐介,飯塚裕介,落合香,江原恭介,松井瞭友,永坂優美,寺島雅人,工藤玲佳,鎌田春香,山口佳奈,鶴見知己,佐藤由佳,安隆則.
Organizer
平成29年度獨協医科大学教育セミナー
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