2021 Fiscal Year Annual Research Report
The utility of the diaphragm ultrasound in patients with COPD
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17K18089
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
三倉 直 杏林大学, 医学部, 助教 (90791723)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | COPDの異常な身体所見の総得点は重症度と相関 / 横隔膜超音波検査は重症度と相関 |
Outline of Annual Research Achievements |
25例の集積を行い, 重症の気流閉塞患者を同定する性能として, 横隔膜超音波検査と身体所見について評価を行った. 身体所見については, 得られた項目のうち何項目を満たしていたかで点数化し, 総得点にて評価を行った. ノンパラメトリックな検定を用いて, 各COPDのstage間での身体所見の総得点と, 横隔膜超音波検査のパラメータの相関関係を解析した. 結果, 身体所見の総得点は重症度と相関を認めたが, 横隔膜超音波による各種パラメータは相関関係を認めなかった. また, COPD患者の内, COPDⅢ,Ⅳ群を診断する精度も解析を行った. 身体所見の総得点が3点以上であった場合, 感度100%, 特異度 69.2%, 正確度84% 陽性尤度比 3.3, 陰性尤度比 0であった. 横隔膜超音波検査の各種パラメータは重症度の診断には貢献しなかった. 以上を査読ありの原著論文として投稿予定である.
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