2017 Fiscal Year Research-status Report
民俗芸能公演をめぐるアートマネジメントの基礎的研究―伝承と創造の観点から
Project/Area Number |
17K18128
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Research Institution | Tokyo College of Music |
Principal Investigator |
福田 裕美 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (50633624)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 民俗芸能 / アートマネジメント / 伝承 / 創造 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本の民俗芸能が演じられる場として、その土地の行事等での伝承のほかに、土地を離れて多様な目的をもって企画される民俗芸能公演があるが、その公演の企画運営に係る方法論は検討されるに至っていない。一方で文化財政策との関わりの中で、土地で伝承される民俗芸能から、特に舞台化され再創造された民俗芸能公演が切り離されてきたことは日本独自の展開である。本研究では、民俗芸能公演に関わる各団体の現地調査とそれに基づく分析を主軸としながら、あわせて土地の行事等等での伝承に係る現地調査とこれまでの公演の系譜に係る歴史調査を行うことで、それらとの関係性の中に民俗芸能公演の企画運営の方法論を提示し、その先に人材の育成も視野に入れた「民俗芸能公演のアートマネジメント論の基礎」を構築することを目的とする。
初年度にあたる今年度は出産により10月1日より研究を中断中であり、次年度(2018年)7月末まで研究を中断予定である。また、4月~9月はフィールドワークを中心とする研究内容を変更し、既に得ている情報の整理と研究再開後の準備を中心に行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
出産により10月1日より研究を中断中であり、次年度(2018年)7月末まで研究を中断予定であるため。 また、本研究の中心であるフィールドワーク調査については、今年度実施予定であったものは、次年度の研究再開以降に延期することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
1年間の研究期間延長を申請し、すべての研究スケジュールを1年遅れで遂行する予定である。
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Causes of Carryover |
出産により研究の中断と研究計画の変更を行ったため。研究期間を1年間延長し、研究再開後は当初の研究スケジュールをすべて一年遅れで遂行予定である。
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