2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study on nurses'roles in after school daycare services
Project/Area Number |
17K18129
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Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
藤田 藍津子 東京家政大学, 健康科学部, 講師 (70721851)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 放課後等デイサービス / 看護師 / ガイドライン |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、放課後等デイサービスの看護師を対象とした全国調査(2018年)、放課後等デイサービスの管理者、看護師15名へのインタビュー調査(2019年)を基に、2018年のインタビュー対象者にオンラインを用いて分析結果の共有と意見をもらった。その内容を基にガイドラインの大枠を作成した。放課後デイサービス看護師が抱える問題点は、情報不足、知識不足、看護技術の習得の機会の少なさ、相談相手がいない等の困難感を抱えていることが明らかになった。特に放課後等デイサービス看護師の困難に関する内容では、1.【障害児支援に関する知識の習得の困難】<小児看護の知識や技術><障害・疾患に関する情報><障害児支援に関わる職種に関する知識><医療的ケアの機械・物品メーカーに関する知識>2.【体調不良時の対応の難しさ】<急変時やいつもと違う時の対応><家族が体調不良で利用児を受け入れる場合の受け入れ判断の対応>3.【多職種連携の促しの難しさ】<利用児のかかりつけ小児科医の指示や方針の情報共有><職員同士の引継ぎ方法><多職種との情報共有・連携>4.【家族との関係づくりの困難】<障害児を育てる親との関係づくり><家族とのケアの方向性に関する対応と共有>5.【他事業所との連携の難しさ】<他事業所の看護師との連携><利用児が利用する訪問看護との情報共有、連携>6.【研修の少なさに対する要望】<障害児や他職種の実践内容に関する知識の習得><医療的ケアの看護技術の習得><他事業所とのネットワーク作り>という6つの困難が明らかになった。放課後等デイサービスの看護師は、放課後という限られた時間の中で様々な困難を抱えながら、看護を実践している。放課後等デイサービスの看護師の役割に関するガイドラインの大枠は、放課後等デイサービスの看護の必要性、情報、知識、技術、連携の視点で構成した。
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