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2020 Fiscal Year Research-status Report

遺児へのグループによるグリーフケアプログラムの効果測定

Research Project

Project/Area Number 17K18248
Research InstitutionKyoto Bunkyo University

Principal Investigator

倉西 宏  京都文教大学, 臨床心理学部, 准教授 (40624284)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords死別 / グリーフケア / 複雑性悲嘆 / 臨床喪失学 / オンラインでのグリーフケア
Outline of Annual Research Achievements

20年度にはグリーフケアプログラムを実施するための活動母体となる研究会である「京都文教大学臨床喪失学研究会」を立ち上げ、研究会を複数回行いスタッフの確保を試みた。さらにグリーフケアプログラムを実施するための場所『京都文教大学グリーフケアトポス「Co*はこ」』の立ち上げを行うための、使用施設の確認を行い必要物品の準備も整え始めた。ただ、コロナウィルスが発生したことに伴い、学内施設の使用が予定の通り行うことができず、加えて対面での活動に制限がかかることとなった。そのため、「Co*はこ」の活動開始を延期することと、それに伴い科研の期間も1年延長を行うこととさせていただいた。
コロナ状況が継続することを鑑み、Zoom等のオンラインでの活動の可能性の検討を行い、オンラインでも一定の実施が可能であることが確認することができ、21年度に実施可能な状況に至った。
具体的にはオンラインでは一人一人が何かを表現し語ることは対面での状況に近づけることは可能ではあるが、場の共有が難しいことが確認できた。グリーフケアグループにおいては場の共有が極めて重要であるため、オンラインで実施の場合は対面とは異なる質のグループ体験を提供することになることが可能だと考えられた。また、オンラインで実施する際には、一度対面で参加を行ったことがある人のみがオンラインでの参加可能であるというような条件を入れることで、オンラインでよりよい体験を提供できることが考えられた。それらを踏まえて、グリーフケアプログラムの実施内容の精査を行い、ブラッシュアップを試みた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

コロナウィルスの影響により、予定していたグリーフケア活動を行うことができなかった。
そのため、活動全体としては停滞してしまった。そのため、1年の研究期間延長を行うことで予定されていた活動を修正した上で21年度に行うことになっている。

Strategy for Future Research Activity

京都文教大学グリーフケアトポス「Co*はこ」の活動を、オンライン開催も含めて実施を行う。実施内容はこれまでの経過で検討を積み重ねているため、あとは参加者への周知活動として活動の広報を行うことを重点的に行う。具体的には地域の新聞への広告、ホームページの作成、ツイッターやフェイスブック等のSNSを用いた広報活動である。
その上でグリーフケアプログラムの実施を行い、効果測定を行いたい。

Causes of Carryover

コロナウィルスの影響により実施予定の活動を行うことができず、支出金額が少なくなった。また大学内での個人研究費によって幾分か補うことができたこともその要因の一つである。
次年度はグリーフケアグループの活動のための広報の経費、その活動に関するアルバイト、データ処理や分析のための人件費、そのためのPC機器等として支出を行う計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 子どもの自己治癒力 ~物語と主体を生み出す力~2020

    • Author(s)
      倉西宏
    • Organizer
      グリーフ&ビリーブメント学会
    • Invited

URL: 

Published: 2021-12-27  

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