2020 Fiscal Year Research-status Report
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17K18286
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
鈴木 亜由美 広島修道大学, 健康科学部, 教授 (40435045)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 情動調整方略 / 就学前児 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,就学前児の情動調整方略の発達的特徴について検討するものである。当初計画においては,【研究1】就学前児の情動調整方略レパートリーを検討する指標の作成とそれらの情動調整方略の生成に関わる個人内要因(言語課題,心の理論課題)の検討,【研究2】就学前児の情動調整方略課題におけるレパートリーと日常場面での行動(養育者評定)との関連の検討,【研究3】保育場面に見られる情動調整方略の検討,という3つの研究を計画していた。 このうち,2020年度には研究3(保育場面に見られる情動調整方略の検討)を実施する予定であったが,新型コロナウィルス感染拡大に伴い,年度内の園での研究受け入れが困難となった。そのため研究計画を変更し,文献研究と2019年度に行った調査データの再分析を行い,学会誌への論文投稿を行うこととした。しかしながら新型コロナウィルス感染拡大に伴う本務校での対応,特にオンライン授業の実施のために多くの時間を費やし,実質的に研究を進めることができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「研究実績の概要」で述べたように,2020年度は新型コロナウィルス感染拡大に伴い,本務校での対応に多くの時間を費やし,研究に従事できる時間がほとんどとれなかった。そのため,研究期間を1年再延長することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度も引き続き当初計画の通りに認定子ども園での研究受け入れは困難であると考える。そのため,現在分析中のデータをもとに論文を執筆し,学会誌に投稿した後,新たな研究計画立案に向けて文献研究を行う。
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Causes of Carryover |
「研究実績の概要」で述べた通り,2020年度は実質的に研究を進めることができず,研究費を使用しなかったため,次年度に繰り越すこととした。
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