2017 Fiscal Year Research-status Report
放射線がん治療時の治療効果を細胞微小環境依存性のレドックス制御により向上させる
Project/Area Number |
17K18375
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Research Institution | National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology |
Principal Investigator |
関根 絵美子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線障害治療研究部, 主任研究員(任非) (90455387)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 放射線修飾剤 / 放射線がん治療 / レドックス制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
腫瘍内のレドックス状態に影響を及ぼす微小環境因子と放射線の生物効果との関連を明らかにすべく、評価法の作成を試みた。並行して、その評価法を用いて放射線の細胞に及ぼす効果の比較検討を始めた。 異なる微小環境因子下での放射線効果の変化を検討するため、ごく微小な放射線感受性の変化を感知できる評価法の確立を目指す。生体の中でも特に放射線や薬剤に感受性の高い胸腺細胞を用いることで実験の精度を上げる。蛍光色素とプレートリーダーを用いることで、多くの条件を一度に検討できるようなハイスループット化を念頭に置く。平成29年10月より出産にかかる休暇により研究を中断している。それまでの期間において、評価法の作成を行い概ね確立した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年10月より現在まで、出産にかかる休暇により研究中断中。中断前までの期間における進捗は概ね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在中断中の研究を再開後は、評価法の確立、微小環境因子下での放射線効果の変化の検討を引き続き行う。
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Causes of Carryover |
出産に係る産休(産前休業・産後休業)、育児休業取得のため、平成29年10月12日より現在まで研究を中断しているため
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Research Products
(26 results)
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[Presentation] 炭素イオン線またはX線を照射した2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジルラジカル溶液のレドックス評価2018
Author(s)
中西 郁夫, 東 梨佳子, 下川 卓志, 山下 真一, 関根(鈴木) 絵美子, 上野 恵美, 小川 幸大, 小澤 俊彦, 藤崎 真吾, 松本 謙一郎
Organizer
日本薬学会第138年会
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