2018 Fiscal Year Research-status Report
Study on the stress received from new transportation means
Project/Area Number |
17K18382
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
横関 俊也 科学警察研究所, 交通科学部, 研究員 (50645489)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 次世代交通モード / 搭乗型異動支援ロボット / 交通事故分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、前年度に購入した搭乗型移動支援ロボットとストレス計測機器を使用して、予備実験を行った。その結果、歩行時と搭乗型移動支援ロボット運転時ではRR間隔に差異が発生することが予見できた。これにより、実験手順を細部まで取り決めたが、データ解析ソフト購入の事務手続きが遅延したため、本実験の実施は平成31年度に繰り越した。 また、搭乗型移動支援ロボットの公道走行時における危険性を検証するため、搭乗型移動支援ロボットに近いモビリティとして電動車いすを想定し、電動車いすに関する交通事故分析を行った。分析結果は、第57回土木計画学研究発表会にて発表するとともに、論文として投稿した。ここでは、電動車いすが、「車道走行中(横断中を除く)」に重傷以上の事故となりやすいことがわかった。それとともに、歩道があるにもかかわらず、電動車いすが車道を走行して発生している事故については、Googleストリートビュー等で現地の状況を確認したところ、歩道の幅員が狭い、段差や障害物がある等のやむをえない事情により車道を走行していたであろうと想定できるケースがあった。そのため、搭乗型移動支援ロボットの公道走行にあたっては、走行可能な道路環境の良い路線を選定しておくことや、保安要員をつけておくことが有効であると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
科研費予算を管理するセクションにおいて事務手続きが停滞し、分析で必要となるソフトウェアが入手が遅れた。そのため、当初予定した実験に1年以上の遅れが発生している。現在は、購入手続きの完了に目途が立ったため、予備実験を進め、ソフトウェア入手後、本実験が速やかに実施できるように準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度の上半期に本実験を実施し、下半期の学会にてその結果を発表する。
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Causes of Carryover |
入札時の落札差金の発生と、予定していた論文投稿料が翌年度に繰り越されたため。論文投稿料や学会参加の経費として使用予定
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Research Products
(1 results)