2019 Fiscal Year Annual Research Report
The achievments of Mori Osamu and the compilation of Japanese garden history-Database for Japanese garden history
Project/Area Number |
17K18447
|
Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
MARES Emmanuel 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (90791129)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 日本庭園史 / 森蘊 / 昭和期 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本庭園史家であり、また作庭家でもあった森蘊(もり・おさむ、1905-1988)の業績を再評価すると同時に、昭和期の日本庭園史学の構築を再考することである。最終年度となる2019年度は、これまでの研究成果をまとめ、様々な媒体で発表した。 ①現地調査と聞き取り調査に基づいて、記録映像を作った。森蘊のもとで働いていた庭師のインタビューをまとめたビデオで、2019年7月20日に文化財庭園保存技術者協議会総会・研修会、2019年10月6日に名勝大乗院庭園文化館事業 第7回庭園研究講座で上映した。 ②2017年度と2018年度に発表した内容をまとめて、書籍や学会誌に論文を掲載した。日本語では、「歴史的な庭園の復元 ― 森蘊の「復原的研究」を通して」海野聡(編) 『文化遺産と〈復元学〉』吉川弘文館(165- 208頁)があり、英語では、The Bridge: Iconic symbol of Japanese Gardens Inside and Outside Japan. The Journal of the North American Japanese Garden Association, No.6, 15-21. 2019がある。 ③2018年8月18日に開催した研究会の内容に基づいて、「森蘊研究成果報告書」を作った。その中には、研究会の内容のほかに、現地調査で行なったインタビューや精密な年表をまとめた。 ④最後には、それらの成果物を広く紹介するように、ホームページを立ち上げた(https://www.mori-osamu.com/)。誰もが無料でいつでもアクセスできるホームページなので、森蘊に関する情報をわかりやすく提供している。
|
Research Products
(3 results)
-
[Journal Article] The Bridge: Iconic symbol of Japanese Gardens Inside and Outside Japan2019
Author(s)
MARES Emmanuel, Hiromasa Amasaki, Tomoki Kato, Wybe Kuitert, Emily Reynolds, K.T Cannon-Eger, Diogo Salmeron Carvalho, Martin McKellar, Ryuichi Wakisaka, Frederic Schneider, Kendall Brown, Steven Pitsenbarger, Barrie Agar, Jenny Seeman, Kate White
-
Journal Title
The Journal of the North American Japanese Garden Association
Volume: No.6
Pages: 15-21
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
-
-