2017 Fiscal Year Research-status Report
東アジアにおける戦後歴史認識の横断的研究――戦後初期と1990年代を中心に――
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17K18476
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
佐野 正人 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (90248724)
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| Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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| Keywords | 歴史認識問題 / 東アジア / 戦後 / 1990年代 / 映画 / 文学 / 韓国 / 中国 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は研究課題「東アジアにおける戦後歴史認識の横断的研究」の遂行のために、主に基礎的な資料調査、および資料収集と、研究成果の公開のための準備作業を行った。主に以下の項目に関して力を注いだ。
（１）日本、韓国、中国、香港、フィリピンでの戦後歴史認識に関する資料調査および資料収集――主に東北大学図書館、九州大学図書館などで東アジアの歴史認識に関する資料調査、および資料収集を行った。購入できる資料に関しては購入した。（２）日本、韓国の戦後の映像資料に関する資料収集――主に東京国立近代美術館フィルムセンター、および韓国映像資料院において戦後の日本、韓国の映画資料に関する資料調査を行った。（３）戦後の韓国での歴史認識に関する文献目録の作成――韓国の金美英氏の協力を仰ぎ、韓国における戦後歴史認識に関する文献目録（著書、論文）を作成した。（４）研究成果の公開のための準備――研究成果の公開のため、ホームページの作成することとし、準備作業を行った。平成30年度には公開に至る予定である。（５）韓国の学会での口頭発表――韓国の李箱学会において、李箱の日本語詩と李箱の日本に対する認識をめぐって口頭発表を行った。
以上、主に今年度は東アジアの戦後歴史認識に関して基礎的な資料調査と資料収集を中心として研究を遂行した。平成30年度はそれらの成果に基づいて、戦後歴史認識に関する本格的な考察と、研究成果の公開に向けて注力したいと考えている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は、資料調査のため韓国および中国での現地調査を予定していたが、中国での現地調査が行えず、そのため若干当初の予定よりも遅れている状況である。特に中国は重要な研究対象であるため、平成30年度中には中国での現地調査を行いたいと考えている。また、研究成果の公開のためのホームページの作成に関しても今年度中での公開を予定していたが、若干作業が遅れて現在平成30年度での公開に向けて準備中である。
平成30年度には中国および韓国現地での資料調査を行い、集中的に資料収集に努めたいと考えている。また、ホームページでの研究成果の公開を行いたい。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成30年度には、韓国および中国での現地資料調査を行い、基礎的な資料収集を集中的に進めたいと思っている。そのうえで東アジアの歴史認識に関して本格的な考察作業に取り組みたいと予定している。
また、研究成果の公開のためのホームページ作成作業を進め、早い時期に公開したいと考えている。
それから韓国、および中国での研究協力者のネットワークを構築し、次年度での研究会・シンポジウムなどへの協力を依頼する予定である。
平成30年度はそれらの作業を集中的に進めたいと考えている。
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| Causes of Carryover |
今年度当初に予定していた中国および東南アジアでの現地資料調査ができず、そのため次年度使用額が生じることとなった。また、研究成果の公開のためのホームページ作成が今年度中の公開を目指していたものの、作業が若干遅れているために平成30年度の公開となり、その点も次年度使用額が生じる理由となった。
平成30年度には中国および韓国での現地調査を行う予定であり、できれば東南アジアでの現地調査も行いたいと考えている。また、研究成果の公開のためのホームページも平成30年度中には公開できる予定である。
それらの作業を平成30年度中には集中的に進めたいと考えている。
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Research Products
(1 results)
