2017 Fiscal Year Research-status Report
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17K18491
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
秋山 庵然 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (00123117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 和之 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (00339491)
金田 英子 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (10253626)
鈴木 健介 日本体育大学, 保健医療学部, 助教 (20732506)
後藤 ちとせ (堀内ちとせ) 藤田保健衛生大学, 医療科学部, 准教授 (50257606)
小川 理郎 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (70318484)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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Keywords | 救急医療英語 |
Outline of Annual Research Achievements |
「災害」といっても地震(津波・液状化・がけ崩れ等)をはじめ、台風(強風・大雨・洪水・高潮等)、噴火(降灰・噴石・火砕流等)等の自然災害、列車事故や爆発事故等の人為災害、さらにはCBRNE(化学・生物・放射性物質・核・爆発物)災害までさまざまな災害がある。 本研究のビデオ収録では、これらの災害の中でどういう場面設定にすべきかについて検討した結果、収録場面として「外国人が乗車しているバス事故でのトリアージ(識別救急)」「CSM(瓦礫の下での医療)とクラッシュ症候群」「急性期での外国人が避難所にいるときの公衆衛生」「SCU(脳卒中ケアユニット)での外国人傷病者の広域搬送」「仮設住宅に待機している外国人の心のケアとしての精神保健」等にスポットをあてた場面等がビデオ収録候補として選定されている。現在まだ最終調整中である。 また平成29年秋には、米国ワシントン州シアトル市に地震対応調査のために出張した。シアトル市役所等の担当部署で話を聞き、現地図書館で地図・図書・公文書類の閲覧・調査、Seattle Disaster Readiness and Response Plan (Seattle Office of Emergency Management, 395頁)等の関連文書を調査、シアトル市民からの聞き取り調査等の結果、(軽々にステレオタイプな対比をすることは注意しなければならないが)日米両国民のあいだにも地震に対する対応にいささか違いのあることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ビデオ収録がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
ビデオ収録と編集を済ませ、それに合わせた紙媒体テキストを作成する。救急医療英語を学修する学生を対象に実際にその教材を使用し、フィードバックを参考にしてビデオ・テキスト双方を修正・改良する。その後、この教材の成果を学会において発表(実践報告)する。
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Causes of Carryover |
(理由) ビデオ収録・編集等が遅れたため、平成29年度使用予定であったものを平成30年度使用予定分とした。 (使用計画)ビデオ収録・編集、テキスト作成等に使用する。
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