2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Audiovisual Teaching Marerials for Disaster Medicine
Project/Area Number |
17K18491
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
秋山 庵然 日本体育大学, 保健医療学部, 研究員 (00123117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 和之 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (00339491)
金田 英子 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (10253626)
鈴木 健介 日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (20732506)
後藤 ちとせ (堀内ちとせ) 藤田医科大学, 医療科学部, 准教授 (50257606)
小川 理郎 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (70318484)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | 災害弱者 / 災害医療英語 / 災害トリアージ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、「研究の目的」と「研究実施計画」とに基づいて、未収録であった「クラッシュ症候群対応」場面、「避難所における外国人旅行者対応」場面、「避難所における外国人妊婦対応」場面、についてビデオ収録を行なった。収録編集後、日本語台本を英語に翻訳、英語ネイティブスピーカーによる英語への吹き替え・編集を行ない、昨年度までに収録済みのものと合わせて、計画していたDVD「災害場面別英語対応ガイド」を作成した。このDVD教材を利用する学修者・教授者のためにこのDVDに対応する同タイトルの紙テキストも作成し、課題研究を完成させた。 さらに本教材は、「救急救命士に必要な場面別英語対応ガイド」(課題番号15K12919「救急医療初期対応時に必要とされる英語の視聴覚教材の開発」に基づくDVD版)とその参考・学習テキスト(「場面別英語対応ガイド」)との併用が望ましいので、両者をセットにした「救急・災害 場面別英語対応ガイド」を用意し、その利便性を高めた。 実際の災害医療現場・避難所場面を想定しての英語視聴覚教材はこれまでになく、本教材は日本人救急隊員・医療救護関係者のための実践的な教材である。日本における災害時に、外国人被災者・避難者が「日本語ができないがための」災害弱者・医療弱者にならないようにしなければならない。最近では翻訳スマホなども利用されるようになってきたが、やはり日本人医療救護関係者が外国人被災者・傷病者・避難者と英語で直接対応できるようになることが望ましく、そのための視聴覚教材を開発した。
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