2018 Fiscal Year Research-status Report
Correctional Treatment of Japanese Language Education for Foreign Inmates
Project/Area Number |
17K18494
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
宮崎 里司 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (90298208)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | 外国人受刑者 / 矯正処遇 / 日本語教育 / アウトリーチ / 移民政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
挑戦的研究(萌芽)「外国人受刑者に対する矯正処遇のための日本語教育プログラム実践研究」については、昨年度、研究終了時期を迎えたが、法務省矯正局との交渉遅延により、十分なデータ収集を得ることができなかったため、2019年度(平成31年・令和元年)の延長を申請し、学術振興会から、今年度3月20日付けで承認された。
昨年度の研究活動の進捗については、府中刑務所や多摩少年院をはじめとした、刑事施設ならびに矯正処遇施設への訪問、ならびに刑務官・法務官との面接を行い、勤務校の早稲田大学を始め、講演会やセミナーなどで、経過報告を行った。併せて、早稲田とオーストラリア国立大学(ANU)とのMOUが締結された(2019年1月1日)ことに伴い、 先方のオーストラリア研究所の研究者との交流が始まり、2019年8月に、キャンベラでセミナーを実施するプランを企画中である。
今年度は、こうした活動を併せ、データ分析を完了させ、年度末に向け、研究論文執筆、学会発表を行う予定である。またそれを基に、令和2年度の科研や他の研究助成金の申請について、検討したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要で、記述した通り、これまでの進捗状況については、昨年度、府中刑務所や多摩少年院をはじめとした、刑事施設ならびに矯正処遇施設への訪問、ならびに刑務官・法務官との面接を行い、勤務校の早稲田大学を始め、講演会やセミナーなどで、経過報告を行った。これに伴い、昨年度、研究終了時期を迎えたが、法務省矯正局との交渉遅延により、十分なデータ収集を得ることができなかったため、2019年度(平成31年・令和元年)の延長を申請し、学術振興会から、今年度3月20日付けで承認された。。
今年度は、こうした活動を併せ、データ分析を完了させ、研究論文執筆、学会発表を行っていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の方策として、海外の、外国人受刑者のための矯正処遇用外国語教育プログラム の情報収集に努める予定である、その一環として、早稲田とオーストラリア国立大学(ANU)とのMOUが締結された(2019年1月1日)ことに伴い、先方のオーストラリア研究所の研究者との交流が始まり、2019年8月に、キャンベラでセミナーを実施するプランを企画中である。これにより、まずは、オーストラリアの、矯正処遇状況を把握するため、 ”Correctional Treatment fo r Foreign Inmates”関連の資料を収集する予定である。
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Causes of Carryover |
前年度の研究計画が十分遂行できなかったため、今年度での予算執行を予定してしている。
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