2018 Fiscal Year Research-status Report
Challenge to Ethnography of My Culture: A Perspective on Post-War Japan from Yokosuka under American Shadow
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17K18529
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
清水 展 関西大学, 政策創造学部, 特別任用教授 (70126085)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | 米軍基地 / 横須賀・横浜、沖縄 / ベトナム戦争 / カウンターカルチャー / ヘゲモニー |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、横須賀、横浜、東京、沖縄・那覇などに出張し、米軍基地の文化的影響について、とりわけ音楽の面に焦点を当てて、図書館での資料調査・収集と関係者へのインタビューを行った。また、アメリカに対する愛憎半ばする私自身のアンビバレントな感情が文化人類学を学ぶことを促したことを再認識した。 調査の進展とともに、自己形成期の時代(1960年代後半から70年代前半)の政治・社会・文化的な背景が思いのほか広く深く、私自身と横須賀のみならず日本社会・文化にも大きな影響を直接・間接に及ぼしていることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビューをした相手の多くは、自身の同級生や友人、知り合いなどであり、また図書館の資料もアクセスしやすく、やや遅れ気味ながらも順調に進んでいる。 やや遅れ気味なのは、2019年7月に京都が記録的な猛暑に襲われ、疲労、過労、ストレス、その他が重なってヘルペス(帯状疱疹)を発症し、1ヶ月ほどの治療と自宅静養を余儀なくされたためである。 また他方で、横須賀・横浜を超えて、日本の大衆文化・社会意識の変容にまで関心が広がってきたために、当初の問題構成をどこまで広げるべきか、迷いつつ研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
横須賀・横浜だけに限定せず、沖縄さらにはフィリピン(オロンガポ)にまで対象を広げ、大きな網でアメリカの政治・軍事・文化的ヘゲモニーの具体的な作用の仕方について調査してゆきたい。挑戦的研究なので、小さく小賢しくまとまるよりも、今後に大きな問題系へと研究を拡大発展させてゆくための突破口となる手がかりや足場としたい。 ただし19年度には、今までに集めたインタビューと資料にもとづき、研究の成果を積極的に発表してゆきたい。
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Causes of Carryover |
2018年度夏休みに、集中的な調査をする予定であったが、京都を襲った猛暑のために体調を崩し、その後ヘルペス(帯状疱疹)を発症し、1ヶ月ほどの通院治療と自宅静養をした。そのために、研究活動を一時中断を余儀なくされた。 2019年度は、18年度の夏休み中に計画していたフィリピンにおける米軍基地と大衆文化の影響についての現地調査行う。また横須賀、横浜、沖縄などでの現地調査を継続する。そして研究成果を英語による研究論文として発表するために、日本語草稿を完成させ謝金によって英訳する。
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Research Products
(4 results)