2021 Fiscal Year Research-status Report
Constructing a new standard of sociological methodology by mixed methods: A challenge to combine data and theory
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17K18587
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
小林 盾 成蹊大学, 文学部, 教授 (90407601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 昌弘 中央大学, 文学部, 教授 (90191337)
ホメリヒ カローラ 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (60770302)
内藤 準 成蹊大学, 文学部, 准教授 (00571241)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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Keywords | 混合研究法 / 社会学方法論 / データ / 理論 / ライフコース |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、混合研究法のフレームを拡張し、これまでの量的データと質的データの統合だけでなく、理論も含めた統合に挑戦することである。現代の多様で複雑な社会は、統一的視点から複眼的に解明する必要がある。そこで、ライフコースの多様化を事例とし、定式化を試みる。その結果、もし成功すれば画期的なブレーク・スルーとなり、今後の社会学方法論の新しいスタンダードを構築できるので、社会学方法論の方向を大きく変革させる可能性がある。 そのために、(1)第1段階として、データ収集と理論構築を行なう。(2)第2段階として、データの統合を行なう。(3)最終的に第3段階として、理論を含めて統合する。その結果、混合研究法が社会学方法論の新スタンダードとなる可能性を探索する。 2017年度と2018年度は、第1段階として、データ収集と理論構築を行なった。 2019年度は、第2段階として、全員で第1回統合を行った。その成果が、書籍『変貌する恋愛と結婚:データで読む平成』(小林盾他編、新曜社、2019年)として発信された。 2020年度は、引きつづき第2段階のデータ統合を行なった。その成果が、書籍『美容資本:なぜ人は見た目に投資するのか』(小林盾、勁草書房、2020年度)、『嗜好品の社会学:統計とインタビューからのアプローチ』(小林盾編、東京大学出版会、2020年)として発信された。 2021年度は、引きつづき第2段階のデータ統合を行なった。その成果が、論文「子どもの貧困とウェルビーイング:初の全国調査による実態解明」(小林盾、『成蹊大学文学部紀要』)として発信された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
第2段階のデータ統合を実施し、成果を発信できた。しかし、第3段階である理論を含めた統合を目指したが、当初予期していなかった新型コロナウイルス拡大により、メンバー同士の対面での検討作業ができなかったため、プロジェクト完遂には至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
第3段階である理論を含めた統合を行い、統合方法を定式化することで、プロジェクトを完遂させる。
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Causes of Carryover |
対面でのインテンシブな検討作業が不可欠と判断したため。対面での検討作業に使用する計画である。
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Research Products
(5 results)