2019 Fiscal Year Annual Research Report
Japanese style convenience store and its penetration into Asian countries
Project/Area Number |
17K18600
|
Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
佐藤 寛 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究推進部, 上席主任調査研究員 (50403613)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 かおり 椙山女学園大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (00782781)
田崎 智宏 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 室長 (10353541)
大野 敦 立命館大学, 経済学部, 准教授 (20432726)
下田 恭美 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授(任期付) (30746483)
関根 久雄 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60283462)
浜本 篤史 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (80457928)
原田 優也 沖縄国際大学, 産業情報学部, 教授 (90352476)
佐藤 幸人 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究推進部, 部長 (90450460)
中村 まり 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター南アジア研究グループ, 研究員 (70450509)
久保田 利恵子 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 研究員 (60793247)
|
Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
Keywords | コンビニ / 現地化 / 文脈化 / SQC(サービス、品質、清潔さ) / 中食 / 屋台 / コンビニ化 / マクドナルド化 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究会最終年度である2019年度は、最終成果報告を出版することが決定(日本評論社より2020年刊行予定)したため、各自が分担原稿を執筆することに注力した。 出版計画では、中国、台湾、タイ、インドネシア、ベトナムの五か国をターゲットとして、それぞれ二本の論考で分析する。一本は各国のマクロな市場環境の中での日系コンビニの展開状況についての考察、もう一本は各国の消費者がどのようにコンビニを捉えているのかに関するミクロな考察である。この他に、韓国、マレーシア、フィリピン、カンボジア、インドのコンビニ展開状況に関するコラムも加えて、アジア全体でのコンビニの普及状況が把握できる構成となる予定である。考察に当たっては「現地化」のみならず、「文脈化」の議論も含めることとした。これは、コンビニの販売品目が、現地の消費者のし好に合わせて「現地化」していくだけでなく、コンビニが提供する空間特性(利便性、快適性など)が、それぞれの社会の文脈の中で再解釈され、日本におけるコンビニの存在意義とは異なる形で「文脈化」されるという議論である。 また情報のアップデートのために、ベトナムでは現地調査会社に委託した「コンビニ利用者実態調査」を実施した(2019年12月)。この他にコンビニ企業(ファミリーマート、ローソン)の方からのヒアリングも行い、さらにベトナムからの留学生(日本でコンビニのアルバイトに従事する可能性が高い)送り出し機関の調査も行った。 最終成果が書籍の形になったあかつきには、成果普及のためのセミナー等を実施したいと考えている。
|