2018 Fiscal Year Annual Research Report
A researches about the standardization of the digital textbook platform for learners
Project/Area Number |
17K18688
|
Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
田口 重憲 国立教育政策研究所, 研究企画開発部, フェロー (10334624)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千々布 敏弥 国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (10258329)
榎本 聡 国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (20342610)
江草 由佳 国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (60413902)
福本 徹 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (70413903)
|
Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
Keywords | 学習者用デジタル教科書 / ICT活用 / 教科横断 / 標準化 |
Outline of Annual Research Achievements |
学習者用デジタル教科書において、育成を目指す資質・能力の育成や、各教科書間や他システムとの連携を考えつつ、どのようなデータ構造を持つべきか、どのように外部システムとの接続形態を取るべきか、児童生徒が使用するインターフェイスはどのようなものが適当であるか、学習履歴を次の学びに生かすためにはどのような履歴項目が必要となるか、について基礎研究を行った。 平成29年度は、デジタル教科書開発の指針を得るために先行研究の調査を行ったのち、デジタル教科書コンテンツの実装方法を検討した。具体的には、福岡教育大学附属久留米小学校をはじめ、東京都出前ICT事業による実践校を訪問し、情報教育や授業におけるデジタル教科書の使われ方を視察した。 平成30年度は、実装仕様について、具体的な検討を行い、教科横断的な観点と、学習の様相について分析に耐えうるだけの学習履歴を保存し取り出すという点から、実装する機能を決定した。また、実際にiPad iOS11上にデジタル教科書の機能を実装した。作成した学習者用デジタル教科書について、教職大学院生や教育学部生を対象にその使用感などをテストした。これら研究成果について、日本教育工学会研究会にて口頭発表を行った。
|