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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Li recovery with pseudocapacitive electrode in fluidized bed cell

Research Project

Project/Area Number 17K19174
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

杉本 渉  信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (20313843)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊地 隆司  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40325486)
Project Period (FY) 2017-06-30 – 2020-03-31
Keywords無機工業化学 / セラミックス / 化学工学
Outline of Annual Research Achievements

本研究ではレドックスキャパシタ反応を利用したリチウム回収技術の概念立証とこの反応を活かしたハイブリッド流動層CDI(Capacitive De-Ionization) を確立することを目的としている。
本年度は、活性炭の細孔内に有機分子が固定化されることでレドックス反応が表面反応に類似した挙動を示すと仮定し、活性炭の細孔内に固定化される条件を検討した。活性炭を分散した電解液において、電解液中の有機分子濃度や分散させる活性炭の種類などを変化させて、有機分子が固定化される現象を検討した。レドックス活物質として4,5-ジヒドロキシ-1,3-ベンゼンジスルホン酸(BQDS)を用い、炭素材料として活性炭を使用した。活性炭分散電解液中のBQDSの濃度が低い場合、BQDSのレドックス反応が表面反応に特有の挙動を示した。一方で高濃度のBQDSが存在する場合は、活性炭を分散させていない電解液を用いた際に観察されるBQDSのレドックス反応の可逆性に類似していた。このことから、BQDSの濃度が低い時にはBQDSが活性炭の細孔内に固定化され、特異的な電荷移動機構になったと考えられる。この特異な反応は活性炭の種類を変えても観測された。ミクロ孔の存在が重要であり、ミクロ孔があることで有機分子が細孔内に固定化されていると考えられる。
これらの知見は、BQDSのような有機分子が活性炭のミクロ細孔中に固定化され、あたかも表面修飾されたと同じ挙動を示すことを示す。レドックス有機分子と活性炭スラリーからレドックスフローキャパシタとして有用な電極材料になることを見出した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] フロー電極を用いたリチウム回収に関する研究2019

    • Author(s)
      ○西村拓、秋山大樹、藤原直也、多田昌平、菊地隆司
    • Organizer
      化学工学会 第85年会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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