2018 Fiscal Year Annual Research Report
Theranostic Development for myocarditis.
Project/Area Number |
17K19659
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松崎 高志 大阪大学, 医学系研究科, 特任講師(常勤) (90456939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富 海英 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (70754646) [Withdrawn]
相楽 郁恵 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (40808474)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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Keywords | 心筋炎 / リポソーム / nAChR選択的アゴニスト |
Outline of Annual Research Achievements |
サンプル(1)Gdリポソームの薬物動態評価 1)血中動態評価:ラット血漿中のGd およびGdリポソームの測定を、マイクロ波加熱による酸分解処理を用いたICP-AES測定により行った。その結果、GdリポソームではGdのみの投与と比較し、T1/2が約2倍、AUCが約3倍に増加することが明らかとなった。一方、C0およびCmaxには有意差は認められなかった。 2)組織分布評価:自己免疫性心筋炎モデルへ静脈内投与後の心臓への集積量を、同様にICP-AES測定により行った。その結果、Gdリポソーム投与群ではGd投与群と比較し、心筋炎心臓へ約2倍量のGdが集積することが明らかとなった。 (2)nAChR選択的アゴニストリポソームの薬物動態評価 1)血中動態評価:ラットへ静脈内投与後の 血中動態を、アゴニストのLC-MS/MS測定により行った。その結果、アゴニストリポソーム投与群ではアゴニストのみの投与群と比較し、T1/2とAUCが約2倍に増加することが明らかとなった。またC0およびCmaxに増加傾向が認められた。 2)組織分布評価:自己免疫性心筋炎モデルへ静脈内投与後の心臓への集積量を、LC-MS/MS測定により行った。 その結果、アゴニストリポソーム投与群ではアゴニスト単独投与群と比較し、心筋炎心臓へ約1.5倍量の薬剤が集積していることが明らかとなった。 (3)nAChR選択的アゴニストリポソームの薬効評価:自己免疫性心筋炎モデルに静脈内投与し、エコーによる心機能評価を行った。その結果、n数が少ないため有意差は認められなかったが、アゴニストリポソーム投与群ではアゴニスト単独投与群と比較し、心機能(LVEDPおよびmax dP/dt)に改善傾向が認められた。今後n数を増やし解析を進める予定である。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Anti-HB-EGF Antibody-Mediated Delivery of siRNA to Atherosclerotic Lesions in Mice2018
Author(s)
Shota Tsuchida, Takashi Matsuzaki, Masaki Yamato, Keiji Okuda, Hai Ying Fu, Ryo Araki, Shoji Sanada, Hiroshi Asanuma, Yoshihiro Asano, Masanori Asakura, Hiroyuki Hao, Seiji Takashima, Masafumi Kitakaze, Yasushi Sakata, Eisuke Mekada, Tetsuo Minamino
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Journal Title
International Heart Journal
Volume: 59
Pages: 1425-1431
DOI
Peer Reviewed