2018 Fiscal Year Annual Research Report
The Development of Lon-term used Oxygenater
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17K19716
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
阿部 裕輔 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (90193010)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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Keywords | ECMO / 人工肺 / 体外循環 |
Outline of Annual Research Achievements |
呼吸不全や心不全の治療手段として体外式膜型人工肺(ECMO)や経皮的心肺補助装置(PCPS)といった装置が実用化され、多くの患者の救命に役立っている。近年では2週間から1か月程度の使用も可能な人工肺も開発や鳥インフルエンザなどの急性呼吸不全に対してもECMO療法が使用され臨床での活躍の幅も広くなる一方、更なる治療向上のためにも長期使用可能な人工肺の開発は急務である。特に人工肺の問題は保険収載が6時間での仕様であり、それ以上の使用を行うには医師の裁量によるところが大きいことにあるが、手技や技術、人工肺の種類とその管理方法で長期使用期間については大きく変化する。 本研究は次世代のECMO用人工肺開発のための基礎研究である。本研究では既存の人工肺で用いられているような複合膜・非対称膜のような素材ではなくシリコーンを用いた人工肺の作成を行った。
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