2019 Fiscal Year Research-status Report
細胞内代謝を起点としたシェーグレン症候群発症機序の解明および新規治療戦略の構築
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17K19759
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山田 安希子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (70452646)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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Keywords | シェーグレン症候群 / CD4陽性T細胞 / 細胞内代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
育児休業による中断
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
シェーグレン症候群モデルマウスおよび健常マウスの脾臓からCD4陽性T細胞を分離し、定量プロテオーム解析に供した。その結果得られた治療標的候補分子について、in vitroにて解析を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
網羅的解析の結果から抽出された標的分子について、詳細な機能解析をin vitroにおいて進める。さらに、候補遺伝子あるいはタンパク質について、ノックダウンの系により病態に対する影響を検証する。申請者は、アテロコラーゲンを媒体としたsiRNAの投与により、目的遺伝子を効率的にノックダウンする実験系を確立している(Yamada et al. Plos One 2010)。ノックダウン解析の結果、病態への影響が確認された遺伝子については遺伝子ノックアウトマウスの作製に着手し、更なる検証を加える。 また、T細胞の代謝物の総体(メタボローム)の変動を、CE-MS(キャピラリー電気泳動‐質量分析法)により解析し、疾患モデルマウスのT細胞に特異的な代謝経路を決定する。さらに、代謝酵素の活性を規定するリン酸化に対して、リン酸化プロテオーム解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
育児休業による中断のため。 次年度はプロテオーム解析結果から得られた治療標的分子について、病態に及ぼす影響を解析する。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Achaete-Scute Homologue 2-Regulated Follicular Helper T Cells Promote Autoimmunity in a Murine Model for Sjogren Syndrome.2019
Author(s)
Otsuka K, Yamada A, Saito M, Ushio A, Sato M, Kisoda S, Shao W, Tsunematsu T, Kudo Y, Arakaki R, Ishimaru N.
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Journal Title
Am J Pathol.
Volume: 189(12)
Pages: 2414-2427
DOI
Peer Reviewed / Open Access