2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a simple, quantitative dynamic lung hyperinflation assessment method for patients with chronic obstructive pulmonary disease
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17K19850
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
堀江 淳 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (60461597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 真一郎 国際医療福祉大学, 臨床医学研究センター, 教授 (50211488)
高橋 浩一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (70549071)
金子 秀雄 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (20433617)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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Keywords | 慢性閉塞性肺疾患 / 動的肺過膨張 / 最大吸気量 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度においても、covid-19感染予防の観点から、スパイロメータを用いた研究の実施(新規データの収集)は困難であった。 研究期間全体の成果として、本研究により下記のような研究成果を得た。方法として、COPD患者108名を対象とし、うち、26名については1年間の縦断的分析を行った。測定指標は、過換気IC測定法のメトロノームペース20回/分、40回/分分で測定した最大吸気量、一回換気量(IC-20、TV-20、IC-40、TV-40)、IC-20とIC-40の差(IC変化量)、総合呼吸抵抗測定装置で測定したR5、R20、R5-R20、X5、Fres、ALX、FEV1、FEV1/FVC、FEV1/FEV1 pred、mMRC、BMI、骨格筋量、skeletal muscle mass index(SMI)、FVC、FVC/FVC pred、Incremental SWTの距離、握力、膝伸展筋力、身体活動量、SGRQの点数とした。結果として、IC-20、IC-40は高い再現性を有していた。IC-20、IC変化量に有意な測定誤差は認めなかったものの、IC-40は有意な測定誤差が認められた。TV-20とTV-40には有意差はなかった。IC変化量との関連は、FEV1、FEV1%、%FEV1、mMRC、FVC、%FVC、SGRQで有意な相関が認められた。また、IC変化量の関連因子としてFEV1が抽出された。また、高、低IC変化群の比較では、低IC変化群のFEV1.0、FEV1.0%、%FEV1.0が有意に高値であった。IC変化量の1年間の縦断変化とFEV1、FEV1%、%FEV1の1年間の縦断変化の間には有意な相関が認められなかった。IC-40は、R5、R20、R5-R20、X5、Fres、ALX と有意な相関を認め、IC変化量は、R5-R20、X5、Fresと有意な相関を認めた。
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