2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Simple Comprehensive Scale to Reduce the Untreated Duration of Schizophrenia for Gate Persons
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17K19856
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Research Institution | Senri Kinran University |
Principal Investigator |
笹本 美佐 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (70568104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 雅文 東邦大学, 医学部, 教授 (80245589)
小園 由味恵 安田女子大学, 看護学部, 准教授 (50583928)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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Keywords | 統合失調症 / 未治療期間 / 評価ツール |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,思春期に統合失調症を発症した中学生および高校生の社会機能やQuality of Lifeの改善にむけて未治療期間の短縮化が図れるように,ゲートパーソンを養護教諭とし,精神症状だけでなく心理社会的側面を含めた包括的な評価ツールの開発を目的とする。 先ず精神症状の評価項目としては,11項目からなるPRIME(Prevention through Risk Identification,Management,Education)-Jスクリーニングを採用する。 次に身体的,心理的,社会的側面に関しては,思春期に統合失調症を発症し3年~5年を経過している5名を対象に半構成的面接を行い,内容分析にて0項目を抽出した。内容分析の結果,157記録単位が抽出された。身体的側面は5項目で40記録単位(25.5%),心理的側面は10項目で68記録単位(43.3%),社会的側面は5項目で49記録単位(31.2%)であった。抽出した項目を養護教諭の精神不調のある生徒の観察項目に関連する4文献と精神科医の意見を参考にして,精神症状と重複する項目等を削除し,最終的に身体的側面4項目,心理的項目9項目,社会的項目5項目とした。また,評価はPRIME-Jスクリーニングと同様に 6件法として,0点~6点を1点間隔で配点し,加えて,その状態の持続期間について1ケ月以内を7点,1ケ月~1年を8点,1年以上を9点配点した。つまり、合計点数が高いほどハイリスク状態ということになる。 今後,身体的,心理的,社会的側面に関しては,妥当性および信頼性の検証が必要である。
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