2021 Fiscal Year Annual Research Report
development of methodology on community based integrated care system development and evaluation framework based on system thinking
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17K19865
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
堀井 聡子 千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70617422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋津 多恵子 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (80184521)
野村 亜由美 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (50346938)
濱井 妙子 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (50295565)
竹内 登美子 富山県立大学, 看護学部, 教授 (40248860)
成木 弘子 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (30237622) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | 人材育成 / 地域保健行政 |
Outline of Annual Research Achievements |
学生および自治体保健師等が地域包括ケアシステム構築のプロセスを段階的に系統立てて学修するためのオンライン学習ツールを作成した。計画時は紙媒体でのツールを想定していたが、研究期間中に発生した新型コロナ感染症パンデミックの影響により、多くの大学等でオンライン教育を実施していたことから、遠隔でも使用可能なオンライン型にした。 学習ツールは、地域包括ケアシステム構築の各段階(情報収集、アセスメント(優先課題の特定)、計画立案、実施・評価)をチームで共同作業をしながら進めていく過程で、そのプロセスに必要な能力を獲得できるようにした。本ツールの特徴は、システム思考と協働力を鍛えるために、チーム単位での学習が可能なツールとしたこと(個人単位では把握できない地域の全体の構造とその要素をチームの総合力で見出すことが可能になる)、また、学習の最後にリフレクションのページを設け、チーム間での360度評価を行うことにより、協働のためのリーダーシップ開発を促すことを可能にした点である。加えて、教員がチーム学習をサポートできるよう、段階ごとに教員が到達度を確認し、到達レベルに達したチームのみが次の段階に移行できるよう、教員による管理機能も付与した。 チーム学習で取り組む地域包括ケアシステム構築の対象事例には、本研究班が作成したモデルシナリオだけでなく、実際の自治体情報など(自治体が作成しているユーチューブ動画など)を取り込める機能を付与した。またモデルシナリオは、国内の事例だけでなく、国外の事例も作成し、地域や健康課題が複雑化しても対応できる能力が強化できるようにした。 オンラインツールは研究班内で試行し実用性などを検討した。また、最終年度にはモデルシナリオのベースとなった調査結果を論文化し、国際誌に公表した。
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Research Products
(1 results)