2020 Fiscal Year Annual Research Report
Nutritional intervention for cancer sarcopenia
Project/Area Number |
17K19923
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
國安 弘基 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00253055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 里奈 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20783872)
大森 斉 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (80213875)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | がん性サルコペニア / がん性悪液質 / プテロスチルベン / ベルベリン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、ミトコンドリアに対する作用を有するサプリメントとして、プテロスチルベンとベルベリンのがん性サルコペニアに対する効果を検討した。プテロスチルベンは、ブルベリーに含まれる抗酸化ストレス作用を有する栄養成分として知られ、我々はプテロスチルベンが抗腫瘍作用・抗癌幹細胞作用を有することを報告している。ベルベリンは生薬成分で、最近、SIRT1依存性ミトコンドリアバイオジェネシスにより筋肉ミトコンドリアへの保護作用が報告されている。CT26マウス大腸癌細胞を同系のBALB/cマウス腹腔に接種する悪液質モデルを用いて、両者の骨格筋への影響を検討した。プテロスチルベンは、悪液質による骨格筋重量減少を1/3に低下し、骨格筋成熟度のマーカーであるSDS可溶性ミオシン軽鎖1をコントロールと同レベルに回復させた。これに対し、ベルベリンは、悪液質による骨格筋重量減少とSDS可溶性ミオシン軽鎖1レベルの低下のいずれに対しても、改善をもたらさなかった。このことから、プテロスチルベンは、がん性サルコペニアの改善に有効であることが示唆された。
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Research Products
(11 results)