2018 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of unbounded scheduling problems
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17K19960
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
河村 彰星 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (20600117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 廣隆 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (00346826)
小林 佑輔 京都大学, 数理解析研究所, 准教授 (40581591)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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Keywords | スケジューリング / 被覆問題 / グラフ探索 / 計算幾何 / ナッシュ均衡 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、多くの地点を時間的・空間的に万遍なく動きまわるための戦略や、それを行うことの困難さについて、理論的保証を念頭に、様々な状況設定に対して分析しようとするものである。本年度はゲーム理論的問題設定やグラフ上の探索を中心に研究を行っており、成果発表等の経過は以下の通り。 国内学会では代表者・分担者の三名が主著・共著となる研究をそれぞれ、9月の応用数理学会年会、11月の第23回ゲームプログラミングワークショップ、3月電子情報通信学会総合大会で口頭発表した。このうち後二者で共同研究者の学生が発表に対して若手向けの賞を受けた。なお最後のものは前回報告書で今年度中の国際会議等投稿を見込むとしていた警邏ゲームに関する内容であるが、新たな進展も得られつつあるため次年度にまとめることとし、本年度はこの国内発表のみを行った。 11月の国際研究集会Second Workshop on Self-organization in Swarm of Robots (WSSR)で河村が、また12月の電子情報通信学会コンピュテーション研究会で小林が、それぞれこれまでの結果等に関する招待講演を行った。 この他、小野は研究集会発表に基づく共著論文一件を数理解析研究所講究録で発表し(8月)、河村は国際研究集会「グラフ探索の理論と応用(GRASTA)」で単純な図形の警邏問題における最適戦略の性質に関する最近の結果について講演した(9月)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度内で国内外で発表7件を行い、次年度の発表が見込まれる進展もある。
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Strategy for Future Research Activity |
引続き様々な被覆条件の問題について計算困難度の解析を進める。また平成31年度の後半には、これまでの本計画・周辺の結果で特に重要な役割を果している研究者を招いて少人数で深く議論する形式の研究集会を開催する計画である。
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Causes of Carryover |
既に得た研究成果の中に、発表準備中のため、年度内に発表の費用が発生しなかったものがある。次年度に発表するための参加費・旅費・掲載料などに使用する。
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