2023 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical Study of Interaction between Indigenous Traditional Knowledge and Modern Knowledge
Project/Area Number |
17KK0036
|
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
友永 雄吾 龍谷大学, 国際学部, 准教授 (60622058)
|
Project Period (FY) |
2018 – 2023
|
Keywords | 先住民族の遺骨に関する国際返還 / オーストラリア先住民の遺骨返還 / アイヌ民族の遺骨返還 / 琉球人の遺骨返還 / 博物館における先住民族資料の返還 / 先住民族と世界遺産 / オーストラリアの移民及び先住民族の管理政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年5月に、オーストラリア学会関西例会にてコメンテーターを務めた。9月には、部落解放論研究会にて「3つの出会いから始まった私の研究―ポスト・コロニアル時代の先住民問題と部落問題をめぐるプロジェクト」というテーマで発表し、その成果をウェブサイトで公開した。また、2024年2月には、論文Dispute over the Recognition of Indigenous Peoples in the Lawsuit Calling for the Return of the Ryukyuan RemainsがRoutledge Tayer & Francisの国際ジャーナルInternational Journal of Human Rightsに受理され、掲載された。さらに同年3月に、20年度から取り組んできた翻訳作業により、オーストラリアの難民政策に関する書籍"No Friend But the Mountains: Writing from Manus Prison"を、『山よりほかに友はなし―マヌス監獄を生きたあるクルド難民の物語』として明石書店から出版した。この本については、同年5月に芥川賞作家である池澤夏樹氏による書評が毎日新聞に掲載される予定である。また、2023年9月にはTBS系列のテレビ番組『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』のオーストラリア南東部のバジ・ビム遺跡の先住民族によるウナギ養殖を扱った『バジ・ビムの文化的景観』を監修し、全国ネット番組で放送された。2018年度から実施した本研究は本年度をもって終了となる。新型コロナウイルスの影響により、最初の計画から大幅な変更を余儀なくされたが、その結果、これまでになかった国内外の研究者とのネットワークが飛躍的に広がった。この経験は、今後の研究をさらに進展させるために不可欠なものとなる。
|
Research Products
(11 results)
-
[Int'l Joint Research] Cambridge University(英国)2022
Year and Date
2022-09-01 – 2023-02-28
Country Name
UNITED KINGDOM
Counterpart Institution
Cambridge University
Co-investigator Overseas
Brigitte Steger
Department
East Asian Studies
Job Title
Senior Lecturer
Change Date
2022年4月15日
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-