2018 Fiscal Year Research-status Report
Language strategy and knowledge transfer: comparative studies of European, American, Japanese and Korean MNCs
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17KK0061
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
金 熙珍 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (40634530)
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Project Period (FY) |
2018 – 2020
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Keywords | 多国籍企業の言語政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究を開始した2018年度は主に、基盤研究(C)の既課題を進めながら、2019年度4月からのイギリス渡航を準備する期間となった。 まずは、渡航大学となるMiddlesex University Londonに公式な訪問要請の上、こちらの研究計画、活動内容、貢献できる部分などを文書にし、Visiting Researcherの資格を得るための手続きを2018年度の5月から開始し、6月ごろInvitation Letterを発行してもらうに至った。 そして、2019年度のイギリスにおける研究活動をより充実したものにするために、2018年度から海外学会での活動範囲を広げ、人的ネットワークを構築しようと努めた。2018年度の5月と7月に、パリとエストニアで開催される当該分野の学会に参加、論文を発表し、ヨーロッパ各地の大学における研究者と交流した。それを通じて、2019年度イギリスでの研究活動の際に必要な学会や関連分野の研究会などに関する豊かな情報を得ることができた。 2018年度の後半からは、2019年度イギリスで開催される学会に参加申請を行ったり、イギリスで共同研究が模索できそうな研究者の論文を読みコンタクトをとるなど、渡航に備えた準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年度における学会活動やネットワーク構築の成果により、2019年4月ロンドンに来てからすぐ色々な学会や研究会に参加することができた。 渡航した2019年4月には、University of Sussexで開催された学会AIB-UKIに参加の上、JIBS Paper Development Workshop, Mentoring Program,研究報告セッションに参加した。それを通じて、自分の研究成果を発表し、その発展方向性について多くのコメントをもらえたとともに、今後共同研究が模索できそうな研究者に出会うこともできた。 それから、Middlesex University Londonでは、毎月開催されるFaculty Research Developmentの研究会に参加することができ、イギリスの大学で研究成果を促進するエコシステムがどのように作られているのかについて学ぶことができた。それと同時に、様々な分野の研究についての議論から、自分の研究へのヒントを得ることも多かった。 さらに、5月のUniversity of Leeds、6月のLondon School of Economicsで開催されるCYGNA seminar(国際経営分野の女性研究者の研究会)にも参加予定であり、6月のBirmingham Universityで開催予定の方法論セミナーにも参加予定である。これらの研究会への参加を通じて、自分の研究を国際化していき、さらなる共同研究の模索ができるため、当初の計画はかなり順調に進んでいると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後においては、①今まで日本で基課題を進めながら収集したデータを論文化する作業、②今までの研究成果をまとめ発表することで、今後の共同研究を模索していく作業を大きな柱として活動していきたいと考える。 まず、①については、基課題を含め、複数の科研課題を通じて多くの海外拠点を訪問し、データを収集してきた。それらは、主に日本国内で発行される学会誌や本に掲載してきた。今後は、それらを活用し、国際ジャーナルに投稿できるスキールを身に着けられるよう、投稿活動を進めたいと考えている。常に国際ジャーナルへの投稿を目標としているイギリスの研究者との交流を通じて、彼らの方法や基準などについて学ぶ、または共著で投稿するなど様々なアプローチを検討したい。 そして、②については、自分の研究成果や興味を周りに発信することで、共通の興味を持つ研究者を見つけ、今後さらなるコラボレーションができる関係をイギリスに滞在する1年間しっかり作っていきたいと考えている。
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