2018 Fiscal Year Research-status Report
Application of multiple testing procedures to an economic development study
Project/Area Number |
17KK0075
|
Research Institution | Osaka Gakuin University |
Principal Investigator |
松木 隆 大阪学院大学, 経済学部, 教授 (60319564)
|
Project Period (FY) |
2018 – 2020
|
Keywords | 経済成長 / 収斂 / 多重検定 / 時系列分析 / 単位根検定 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、アジア諸国の一人当たりアウトプットの収斂や日本を含む諸国の経済発展及び経済政策に関する分析を行った。時系列データ及びパネルデータを用い、種々のモデル推定法や多重検定手法の適用を試みた。 得られた研究成果について、4回の研究報告(国際学会3回、国内研究会1回)を行い、3編の学術論文(査読付き2編、他1編)を執筆した(学術論文については下記参照)。 1."Per capita output convergence across Asian countries: Evidence from covariate unit root test with an endogenous structural break," Economic Modelling, 2019. 2."International spillovers into Asian stock markets under the unconventional monetary policies of advanced countries," Journal of the Japanese and International Economies, 2018. 3. "Unconventional monetary policies in Japan and the US: Influential policy factors and market reactions in Japan," The 16th International Convention of the East Asian Economic Association, 2018. また台湾での短期滞在中において、Ming-Jen Chang教授との研究相談及び研究実施を行った。 本年度研究期間内において、十分な研究成果を得ることができたと考える。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画書におおむね沿う形で研究が進行していると考える。一例として、国家間での経済成長の収斂について、時系列データを用いた分析、研究報告及び論文の執筆を行った。また、関連する研究対象について、分析及び論文の執筆を行った。
|
Strategy for Future Research Activity |
2019年度、2020年度も引き続き研究計画書に従い研究を進めていく予定である。 2019年度は、共同研究者のMing-Jen Chang教授による国際研究セミナーを日本で開催(5月)する予定である。また、共同研究に関する相談及び実施も行い、一層の進展を目指す。 また本年度中に、検定手法の改善として、定常なcovariateを用いた検出力向上の試みを行う予定である。 2020年度に実施予定の地域間における収斂について、データの収集・整理及び関連文献の整理も行いたいと考える。
|
Research Products
(7 results)