2022 Fiscal Year Research-status Report
リポソーム内での効率的な逐次酵素反応をめざした酵素重合高分子の構築
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17KK0107
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
神谷 厚輝 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (70612315)
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Project Period (FY) |
2018 – 2023
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Keywords | 酵素 / 酵素逐次反応 / DNAナノテクノロジー / 人工細胞モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度も、コロナ禍のため実際にETHに赴いて研究は行えなかった。一本鎖DNA―タンパク質複合体を作製し、三種類の酵素が近接するように、三種類の1本鎖DNAで設計を行った。一本鎖DNAを介して酵素を近接させ、近接時に酵素反応の増大が見られた。複合体形成を動的光散乱で粒径を測定した。さらに、相補鎖DNAやRNAaseを加えることで、この酵素複合体の解離と隣接の制御に成功した。また、相手先の教授と密に連絡を取っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍で実際にETHに赴いて研究をおこなえなかった。当初の研究計画と異なる方法で、酵素複合体の形成に成功した。そして、酵素の複合体によって酵素反応の増大が観察できた。また、酵素複合体の解離と隣接の制御に成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、ETHで研究ができる状況になれば、ETHで研究をおこなう。また、一本鎖DNAを介した酵素複合をリポソーム内に封入し、リポソームバイオリアクタを形成させる。
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Research Products
(9 results)