2019 Fiscal Year Research-status Report
Psychosocial Factors and Risk of Atherosclerosis: A cross-national study between England and Japan
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17KK0175
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
野田 愛 (池田愛) 順天堂大学, 医学部, 特任准教授 (10616121)
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Project Period (FY) |
2018 – 2020
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Keywords | 動脈硬化 / 心理社会的要因 / 日英共同研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、各コホートのベースライン時(日本人(東温スタディ):2009-12年;英国人(Whitehall II Study):1991-94年)、フォローアップ調査(日本人、英国人共に、毎5年)における質問紙調査を用いる。質問紙調査では、社会的サポート・ネットワーク、社会経済状況等を含む社会的要因を把握している。また、同時に、動脈硬化(頸動脈エコー、脈波伝播速度(PWV)等)指標、古典的危険因子(血圧、血糖、喫煙、飲酒等)、生活習慣要因(栄養、運動習慣、睡眠等)、自律神経機能、認知機能、唾液中のストレス反応性バイオマーカー(コルチゾール、αアミラーゼ)等を把握している。 平成31年度は、英国の共同研究機関であるUniversity College London(UCL)において、Whitehall II Studyデータ使用申請を行い、2007-09年のフォローアップ調査において、動脈硬化指標であるPWV、及び唾液中のストレス反応性バイオマーカーであるコルチゾール(日内変動係数)測定した約3000人を対象に、コルチゾールの日内変動とPWV検査値の経年変化(2007-09年→2012-13年)との関連について検討し、現在論文投稿中である。また、動脈硬化に関連する社会的要因として、2007-09年のフォローアップ調査で把握した心理的ウェルビーイング(CASP19)とPWV検査値の経年変化(2007-09年→2012-13年)との関連についても検討を行い、現在論文投稿中である。同時に、UCL共同研究者であるAndrew Steptoe教授、Eric Brunner教授らと共に、2014-18年に実施した東温スタディのフォローアップ調査に参加した約1800人において、αアミラーゼ、自律神経機能、血圧値、血糖値、インスリン感受性との関連について検討し、現在論文投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Whitehall II Studyデータを用いて、コルチゾールの日内変動とPWV検査値の経年変化との関連、及び心理的ウェルビーイングとPWV検査値の経年変化との関連について、それぞれ論文化し、論文投稿中である。また、UCL共同研究者であるAndrew Steptoe教授、Eric Brunner教授らと共に、東温スタディのフォローアップデータを用いて、αアミラーゼ、自律神経機能、血圧値、血糖値、インスリン感受性との関連について論文化し、論文投稿中である。したがって、本研究はおおむね計画通りに研究が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度は、日本と英国双方のコホートを対象に、横断的・縦断的解析をさらに進め、動脈硬化の進展、及び動脈硬化の危険因子に関連する心理社会的要因の特定し、それらの日英間における差異について検討を実施する。また、その結果について、国内外学会での発表・論文化を進める。
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