2006 Fiscal Year Annual Research Report
急性骨髄性白血病の実践的治療モデルにおける抗癌剤/VLA-4阻害剤併用療法の検討
Project/Area Number |
18015043
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
松永 卓也 札幌医科大学, 医学部, 講師 (70260768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 勉 札幌医科大学, 医学部, 助手 (40404602)
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Keywords | 急性骨髄性白血病 / VLA-4阻害剤 |
Research Abstract |
1.「診断時急性骨髄性白血病(AML)モデルマウス」の作製に成功した:4Gyの放射線を照射したNOD/SCIDマウスの尾静脈から、1×10^7個の患者AML細胞を静注すると同時に、day 0から20 μ1のapti-asialo GM1 antiserumを11日毎に腹腔内投与したところ、4週間後に骨髄に20-30%のAML細胞が存在するモデルマウスが完成した。 2.「診断時AMLモデルマウス」に対する抗VLA-4抗体と抗癌剤の併用療法の有効性を確認した:「診断時AMLモデルマウス」に対して、Ara C(20mg/body)単独投与あるはAra C(20mg/day)と抗VLA-4抗体(1mg/body)の併用投与を行い、Ara C単独投与群に比較してAra C/抗VLA-4抗体併用投与群の生存期間が有意に長いことを確認した。 3.[診断時AMLモデルマウス」に対するFNIII14ペプチドと抗癌剤の併用療法の有効性を確認した:「診断時AMLモデルマウス」に対して、Ara C(20mg/bgdy)単独投与あるはAra C(20mg/day)とFNII14ペプチド(1mg/body)の併用投与を行い、Ara C単独投与群に比較してAra C/FNIII14ペプチド併用投与群の生存期間が有意に長いことを確認した。 4.「治療後骨髄微小残存白血病(MED)モデルマウス」の作製に成功した:「診断時AMLモデルマウス」に対して、Ara C(20mg/body)を12時間毎に4回腹腔内投与する方法を用いて、「治療後骨髄MRDモデルマウス」の作製に成功した: 5.「再発モデルマウス」の作製に成功した:「治療後骨髄ARDモデルマウス」を4-8週間放置することにより、「再発モデルマウス」が完成した。
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