2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18015050
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Research Institution | Microbial Chemistry Research Foundation |
Principal Investigator |
川田 学 Microbial Chemistry Research Foundation, 微生物化学研究センター・沼津創薬医科学研究所・創薬基盤研究ユニット, ユニット長 (20300808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 徹 財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究センター・沼津創薬医科学研究所・実験動物ユニット, 研究員 (90165720)
荒川 正行 財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究センター・沼津創薬医科学研究所・創薬基盤研究ユニット, 研究員 (90398868)
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Keywords | 前立腺癌 / 癌-間質相互作用 / 天然化合物 / 間質細胞 / 抗癌剤 |
Research Abstract |
前立腺癌に対して抗癌活性を示すプロミシングリード化合物の創製 前立腺癌と前立腺間質細胞の共培養実験系で我々が活性を見出した低分子化合物(構造解析の結果leucinostatin類、atpenin類および新規化合物)について、昨年度の結果から抗癌活性が良好であった化合物について以下の検討を行った。新規化合物は動物実験用にさらに数百mgを微生物培養液から単離精製した。新規化合物およびleucinostatin Aは前立腺間質細胞と前立腺癌細胞を共接種したマウスxenograftで有意に腫瘍の増殖を抑制し、in vitroの実験系を反映していることが分かった。また、昨年度構築したマウス前立腺orthotopicモデルも用いて治療実験を行った結果、これらの化合物によって前立腺癌の腹膜への転移が抑制されることが示唆された。今後、この抗転移作用の詳細な検討を行う予定である。一方、これら化合物の作用機構の解析を行った結果、新規化合物およびleucinostatin Aはそれぞれ異なる機構で前立腺間質細胞に作用して癌-間質相互作用を修飾し、前立腺癌細胞の増殖を抑制することが示唆された。現在、詳細な作用機構について解析中である。新規化合物については、今後誘導体化も視野に入れ活性物質の創製に繋げていきたい。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Highly tumorigenic human androgen receptor-positive prostate cancer cells overexpress angiogenin.2007
Author(s)
Kawada, M., Inoue, H., Arakawa, M., Takamoto, K., Masuda, T. and Ikeda, D.
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Journal Title
Cancer Sci. 98
Pages: 350-356
Peer Reviewed
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