2007 Fiscal Year Annual Research Report
神経管形成における多機能シャペロンFKBP38の機能解析
Project/Area Number |
18022030
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白根 道子 Kyushu University, 生体防御医学研究所, 准教授 (90398082)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 敬一 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80291508)
松本 雅記 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (60380531)
|
Keywords | 神経細胞分化 / 神経管形成 / 神経疾患 / 小胞膜輸送 / タンパク質複合体 / Protrudin / FKBP38 |
Research Abstract |
(1)FKBP38ノックアウトマウスの形態異常・神経細胞異常の詳細な観察 FKBP38ノックアウトマウスの脳や脊髄において、神経細胞突起の異常な伸長が認められた。FKBP38ノックアウトマウスの中枢神経系において、異常のある神経細胞の種類、分化段階、領域を特定した。 (2)FKBP38ノックアウトマウスにおける膜輸送関連分子の解析 発生期の神経管形成に膜輸送制御分子であるRabの異常が関係することが知られている。そこで、FKBP38ノックアウトマウスにおけるRabの発現パターン、Rabタンパク質量の変化などを解析する。さらに、Rabタンパク質のユビキチン化、プロテアソーム依存的分解について解析した。 (3)ProtrudinとRabとの関係の解析 FKBP38とprotrudinによる膜輸送制御の作用機構を検討する。Protrudinドメイン解析などを行い、Rabとの機能的関連、リン脂質との機能的関連、Rabタンパク質のプロテアソーム依存的分解などについて検討した。さらに、膜輸送との関係について検討した。 (4)Protrudinノックアウトマウス作製とFKBP38及び膜輸送への関与の解析 Protrudmノックアウトマウスを作製し、神経管形成、FKBP38やRabや膜輸送について解析した。
|