2007 Fiscal Year Annual Research Report
電気関連技術に関わるマルチメディア技術史アーカイブの情報発信方法の研究
Project/Area Number |
18046017
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
末松 安晴 National Institute of Informatics, 大学共同利用機関等の部局等, 顧問 (40016316)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安達 淳 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (80143551)
片山 紀生 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (60280559)
丸川 雄二 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 特任准教授 (10390600)
高野 明彦 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (00333542)
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Keywords | コンテンツ / データベース / マルチメディア / ウェブ / 電気技術 / 電子技術 / 情報技術 |
Research Abstract |
本研究では、日本が過去に蓄積してきた電気関連技術を、WEB技術・検索技術を中心とする先端IT技術を活用して、若年層を含む一般者にも技術の専門家にも、分かりやすく情報発信する方法を研究開発することを目的とした。この目的を達成するために、電気電子・情報関連の5学会(※)と国立情報学研究所(NII)が連係する委員会体制を組んで、研究を推進した。 コンテンツの素材は学会が提供し、連携体制の下でデータベース化のあり方を検討し、NIIが中心となってデータベース化した。成果はWEB上で誰でも閲覧覧可能なデータベースとして公開するものとした。2007年7月には試作された「日本の電気電子・情報関連卓越技術データベース」をモニターに試用してもらい、それに基づく改善を実施した。2007年11月にはデータベースを暫定公開するとともに、一般者にとっての分りやすさを増すために、技術説明の平易化を含むさまざまな改善を継続実施することにした。そして卓越技術データベースの愛称を「電気のデジタル博物館」とすることにし、2008年3月26日に報道発表をするとともに本格公開を開始した(http://www.dbjet.jp/)。 2008年2月の最終の委員会では、本研究の成果を確認するとともに、2008年度以降も、中学生を含む一般の社会人がアクセスしやすい情報発信方法と、入門向けを含むコンテンツの一層の充実を図ることを主な目的として活動を継続することを確認した。 なお、本研究は現在進行中の二つの科学研究費補助金「映像情報・情報処理・照明・電気・電子・通信分野での戦後日本の世界的高揚期における卓越技術データベース」「工学技術デジタルアーカイブのためのアーカイビング手法ならびにその体系的提示方法」の成果を活用し、継承発展させる形で進めた。 ※(社)映像情報メディア学会、(社)情報処理学会、(社)照明学会、(社)電気学会、(社)電子情報通信学会
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Research Products
(3 results)