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2007 Fiscal Year Annual Research Report

膜ATP合成酵素回転触媒機構の構造生物学

Research Project

Project/Area Number 18054032
Research InstitutionNational Institute of Genetics

Principal Investigator

白木原 康雄  National Institute of Genetics, 構造遺伝学研究センター, 准教授 (20150287)

Keywords膜酵素 / ATP / ATP合成酵素 / FoF1 / 結晶化 / 界面活性化材
Research Abstract

膜酵素ATP合成酵素(FoF1)は、呼吸鎖がくみ出した水素イオンを膜貫通のFo部分で取り込み、膜外部分F1上でADPとPiからATPを合成する.私たちは好熱菌PS3由来のFoF1の構造解析を目指た結晶化を行い、decylmaltoside(10M)またはdodecylmaltoside(12M)で可溶化、精製した標品がつくる六角形板状結晶が7A程度の回折模様を示すことをみた。今年度は昨年度に引き続き、FoF1結晶の高質化のためのソースとなる新規の細菌の探索、並びに従来得られている回折模様の解析を行い、以下のような結果を得た。
1.結晶の高質化
これまで最良と考えてきた界面活性化剤12Mを用いて精製したPS3由来の標品が,この2年半、従来のような大きさの結晶にならなくなった。そこでBacillusなどの入手容易な実験室で確立した菌5種、および高温環境の野外から採取した菌15種について、菌、増殖の特性、膜のとれやすさ、FoF1のとれやすさについて検討を行い、後の2点でPS3に比べて優れている野外菌株を見いだした。
2.回折模様の解析
低分解能で、高いモザイク性を示す回折模様の検討のため、今年度は従来のMosflm、xdsに加えてHKL2000,d*trekのパフォーマンスの検討を行ったが、抜き出たパフォーマンスを示すものはなかった。そこでMosflmを用いて引き続き解析を行った。Autoindexの際のビーム位置の問題は昨年度解決したので、その結果得られたcell定数を用いて、integrationの際全てのrefineを停止させ、10フレームごとにautomatch optionをかけることによって、約60度分のフレームを処理できた(昨年は20度分)。これを良くするためには完壁なcell定数を探すことが必要で、現在この線に沿った努力が進行中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ATP合成酵素の結晶化と結晶解析2007

    • Author(s)
      白木原康雄, 他4名
    • Journal Title

      生物物理 45S

      Pages: S245-S245

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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