2007 Fiscal Year Annual Research Report
新規ATP依存性クロマチンリモデリング因子複合体WINACの機能解析
Project/Area Number |
18055007
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
北川 浩史 The University of Tokyo, 分子細胞生物学研究所, 特任講師 (20345234)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武山 健一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (30323570)
高田 伊知郎 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教 (50361655)
|
Keywords | VDR / WSTF / DNAメチル化 / クロマチンリモデリング / WINAC / MAPK |
Research Abstract |
ビタミンDレセプターを介したリガンド依存的な転写抑制の新たな分子機構の解明 クロマチン免疫沈降法(ChIP assay)・RNAi法などを用いてこの点を明確にする。また、DNA脱メチル化機構の解明を行った。DNA脱メチル化にはDNA複製や修復にともなう受動的な機構と、脱メチル化酵素などによる能動的な機構およびこれらの組合せによるものなどの可能性が明らかになった。 クロマチンリモデリング複合体WINACにおけるシグナル依存的調節機構の解析 MAPKの上流にあたる、WSTFをリン酸化する細胞外シグナルを決定した。各種リン酸化阻害剤を用いて、いかなる経路によりWSTFがリン酸化されるか決定した。これらの結果よりWSTFならびにWINAC複合体のリン酸化による機能調節機構が明らかになった。 WSTFの生体内高次機能の解析 WSTF遺伝子欠損マウスのMEFを用いて、WSTFのDNA修復過程での役割を明らかにした。 マウスを用いた組織特異的なビタミンD受容体転写制御メカニズムの解析 リガンド結合できないこの変異体マウスの表現系が組織特異的に回復することはリガンド非依存性にVDRに結合しているWINACの機能異常が原因である可能性を示唆する所見であり、マイクロアレーによる特異的なVDR標的遺伝子の検索を行った。
|
Research Products
(4 results)
-
-
-
[Journal Article] A histone lysine methyltransferase activated by non-canonical Wnt signaling suppresses PPAR-g transactivation2007
Author(s)
Takada I, Mihara M, Suzawa M, Ohtake F, Kobayashi S, Igarashi M, Takeyama K, Nakamura T, Mezaki Y, Takezawa S, Yogiaki Y, Kitagawa H, Yamada G, Takada S, Minami Y, Shibuya H, Matsumoto K, Kato S
-
Journal Title
Nature Cell Biology 9
Pages: 1273-85
Peer Reviewed
-