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2006 Fiscal Year Annual Research Report

無細胞蛋白質合成技術を応用した植物膜輸送タンパク質の機能解析

Research Project

Project/Area Number 18056016
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

戸澤 譲  愛媛大学, 無細胞生命科学工学研究センター, 教授 (90363267)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野澤 彰  愛媛大学, 無細胞生命科学工学研究センター, 助手 (30432800)
Keywords膜タンパク質 / 膜輸送 / 無細胞翻訳系 / リポソーム
Research Abstract

平成18年度(初年度)は、コムギ胚芽無細胞翻訳系を利用した膜タンパク質の可溶化合成ならびにプロテオリポソーム再構成系の構築を試み、年度内に技術構築に成功した。合成試験を試みた膜タンパク質は全部で13種類で、葉緑体のリン酸化糖を含む糖類の輸送に関連、または関連すると予想されているもの10種類、plasma membraneでの金属イオン輸送に関与すると考えられているもの3種類という内訳になっている。何れにおいても可溶化合成は成功し、中には10mg/ml程度の合成量が確認できたタンパク質も見出された。
初年度計画書に記載したphospho enol pyruvate(PEP)の葉緑体内膜輸送を司るトランスポーターであるPPTタンパク質については、イネ(Oryza sativa)より単離したホモログ3種類(OsPPT1, OsPPT2,およびOsPPT3)がコードするタンパク質を既報のArabidopsis PPT1タンパク質、ならびに基質を異にするTPTタンパク質をそれぞれコントロールとして可溶化合成、プロテオリポソーム再構成実験を進めた。Arabidopsis thalianaのPPT1に関する限り、比活性は生体より単離、もしくは酵母において発現させた組換えタンパク質を抽出してプロテオリポソームとして再構成を行なった解析数値と同等かそれ以上であり、基質特異性に関しても既報の数値とほぼ等しい特性を示している。新規に機能解析したイネの3種類のPPTタンパク質についても、配列から予想した通り、3種類いずれもPEPを基質とするPPTタンパク質である事を確認した。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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