2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Catalysis Based on Cooperative Effects Between Transition Metals
Project/Area Number |
18065006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
KOMIYA Sanshiro Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院共生科学技術研究院, 教授 (00111667)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Keywords | 共同効果 / 触媒反応 / 二核錯体 / μ-η_1:η_2-アリル / 還元的脱離 |
Research Abstract |
複数の金属を含む触媒系が多くの有用な工業的分子変換反応や精密有機合成に用いられている。これらの反応は、遷移金属間に働く共同効果を基盤としていると考えられるが、その発現理由はほとんど分かっていない。本研究では、不均一系触媒の固体触媒で知られている遷移金属間共同効果と均一系触媒や有機金属錯体で得られる分子レベルでの知識を融合し、新しいヘテロ多核有機遷移金属錯体を合成し、分子変換に関連した重要な素反応を明らかにするとともに、これらを基盤とした新しい分子変換反応を構築することが目的である。本研究では、種々の遷移金属間結合を持つ有機ヘテロ二核錯体を合成し、その安定性や反応性を系統的に明らかにすることにより、金属間共同効果の本質を明らかにするとともに、これらの新しい概念を基盤とした新規触媒系の構築を行う。
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