2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18066009
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
榊 茂好 Kyoto University, 工学研究科, 教授 (20094013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永瀬 茂 京都大学, 分子科学研究所・理論分子科学研究科, 教授 (30134901)
高塚 和夫 京都大学, 総合文化研究科, 教授 (70154797)
加藤 重樹 京都大学, 理学研究科, 教授 (20113425)
田中 秀樹 京都大学, 自然科学研究科, 教授 (80197459)
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Keywords | 分子理論 / 電子状態理論 / 反応動力学 / 分子動力学 / 分子構造 |
Research Abstract |
総括班会議を5月にメール会議として開催し、年間計画を決定した。8月に分子科学研究所で総括班会議を開催し、班員の研究進捗状況を互いに報告し、同時に開催した国際会議で得た海外の研究状況と我が国のそれを比較し、どのような研究を進めれば良いか、そのために総括班がどのような活動をすべきか議論した。11月には京都(セミナーハウス)で開催し、共同研究の拡大を議論した。12月に北海道大学で開催し、研究成果の取り纏めについて、3月に東京大学(駒場)で開催し、残り1年間の活動目標を議論した。公開シンポジウムは、合計5回開催した。8月に分子科学研究所で国際シンポジウムとして開催し、班員外からも多数の参加があり、活発な議論が行なわれた。海外からの参加者からも研究レベルについて高い評価を得た。11月にA01, A03の研究交流会を泊り込み形式で行い、口頭発表とポスター発表を組み合わせ、密な議論を行うことが出来た。また、11月下旬には班員の研究室周辺の若手研究者(35歳未満)の交流会を泊り込み形式で行い、「実在系の分子理論」の若手研究者の研究成果を元に交流を深めた。12月の成果発表会では多くの魅力的な成果が発表された。3月の公開シンポジウムは「実在系の分子理論」の現状と今後のあるべき姿を中心に、成果のみでなく、自分自身の考え方、研究方針を中心に議論を行なった。以上のように、総括班では活発な研究会活動を開催してきた。また、今年度はオーストラリアで全世界からの理論化学・計算化学研究者が集まる国際会議が開催された。優秀な若手研究者で旅費の不足している場合に派遣旅費を出して、若手研究者に国際発表の機会を与えた。
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