2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18066009
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
榊 茂好 Kyoto University, 工学研究科, 教授 (20094013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永瀬 茂 分子科学研究所, 理論分子科学研究科, 教授 (30134901)
高塚 和夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70154797)
加藤 重樹 京都大学, 理学研究科, 教授 (20113425)
田中 秀樹 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (80197459)
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Keywords | 分子理論 / 電子状態 / 分子動力学 / 高精度化 / 金属酵素 / 反応過程 / 分子機能 / リアル系 |
Research Abstract |
本年度は最終年度であることから、最終的な成果をどのようにまとめるか、を中心に活動を行った。5月に成果発表シンポジウムを東大で開催し、全員のポスター発表と成果の出ている若手研究者を中心に講演を行った。若手から実験分野と理論化学の融合研究が報告され、注目された。また、9月には金沢で、共同研究を一層促進させるための最後の研究交流会を開催し、講演とその後自由討論を行った。自由討論で電子状態理論分野と統計・ダイナミクス分野の双方からの意見が出され、相互に理解しあい、融合・共同研究の必要性が強く認識された。平成22年1月には3日間にわたり国際シンポジウムを開催し、世界1線の研究者を招へいするとともに、本特定領域で成果の上がっている中心研究者が講演を行った。本シンポジウムにはJ. Phys. Chem.の代表編集者のG. Schatzなどの錚々たるメンバーの参加があり、我が国の班員以外からも多数の参加者があった。また、全員がポスター発表を行った。最終的な成果報告会を3月に東大において2日間に渡り開催した。総括班会議を5月30日、9月4日、1月8日、3月6日に開催し、年度内のシンポジムなどの計画、発表者の選定、各研究項目間の連携などを検討した。班員を対象とした班会議は5月31日、9月5日、1月9日、3月7日に開催し、共同研究推進、より高いレベルでの研究成果の取りまとめ、などを促した。一般に対する広報活動としては、中学校の理科の教師を対象とした先端研究紹介活動に参加し、特定領域研究分野の重要性を訴えた。
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